N2 26日目

変わりつつある働き方

「〜しながら」「〜けれども」を書き言葉の「〜つつ」で、「今まさに変わっている途中だ」を「〜つつある」で言えるようになります。在宅勤務についての新聞の解説記事を読んでみましょう。

約25分 · ことば8語 · 文法 · 読む · クイズ

今日のことば

在宅

ざいたく

being at home (working from home)

妹いもうとは週しゅうに三日みっか、在宅ざいたくで仕事しごとをしている。

普及する

ふきゅうする

to spread, to become widely used

スマートフォンが 普及ふきゅうして、生活せいかつが大おおきく変かわった。

変化

へんか

change

山やまの上うえは、天気てんきの 変化へんかが激はげしい。

傾向

けいこう

tendency, trend

最近さいきんは、結婚けっこんする年齢ねんれいが上あがる 傾向けいこうがある。

導入する

どうにゅうする

to introduce, to bring in (a system)

会社かいしゃが新あたらしいシステムを 導入どうにゅうした。

通勤

つうきん

commuting to work

通勤つうきんの電車でんしゃの中なかで、いつも本ほんを読よんでいる。

効果

こうか

effect, result

毎日まいにち練習れんしゅうした 効果こうかが、やっと出でてきた。

課題

かだい

issue, challenge, task

新あたらしい計画けいかくには、まだいくつか 課題かだいが残のこっている。

今日の文法

〜つつ

〜ながら(同時の動作)/〜けれども(逆接)

接続
  • Vます形 + つつ
  • Vます形 + つつ(も) ※逆接

「つつ」には二つの用法があります。一つ目は「〜ながら」と同じで、同じ人が二つの動作を同時にすることを表します(例:景色を楽しみつつ歩く)。二つ目は「〜のに・〜けれども」という逆接で、「分かりつつ」「思いつつ」「知りつつ」のように、気持ちや考えを表す動詞と使うことが多く、「つつも」の形もよく使います。どちらも「ながら」より硬い書き言葉的な表現です。

例文

  • 窓まどの外そとの景色けしきを 楽たのしみつつ、電車でんしゃの旅たびを続つづけた。

  • 会議かいぎでは、社員しゃいんの意見いけんを 聞ききつつ、新あたらしい計画けいかくを決きめていきたい。

くわしい説明とクイズ →

〜つつある

変化が少しずつ進んでいる途中だ

接続
  • Vます形 + つつある

ある変化が今まさに少しずつ進んでいることを表します。「増える・減る・変わる・近づく・回復する・完成する」など、変化を表す動詞と一緒に使います。「食べる・読む」のような動作の動詞には使わず、その場合は「〜ている」を使います。ニュースや説明文など、硬い文章でよく使われます。

例文

  • この町まちの人口じんこうは少すこしずつ 増ふえつつある。

  • 台風たいふうが日本にほんに 近ちかづきつつあります。

くわしい説明とクイズ →

読む

通勤がなくなったら

ここ数年すうねん、在宅ざいたく勤務きんむが普及ふきゅうしつつある。

ある調査ちょうさによると、週しゅうに一日いちにち以上いじょう家いえで働はたらく人ひとは、五年前ごねんまえの約やく三倍さんばいに増ふえたという。

満員まんいん電車でんしゃでの通勤つうきんがなくなり、朝あさの時間じかんに余裕よゆうができたという声こえは多おおい。

会社かいしゃにとっても、交通費こうつうひやオフィスの費用ひようを減へらせるという効果こうかがある。

しかし、在宅ざいたく勤務きんむのよさを認みとめつつも、新あたらしい課題かだいを感かんじている人ひとも少すくなくない。

その一ひとつが運動うんどう不足ぶそくだ。家いえで働はたらくと、一日いちにちに歩あるく距離きょりが、通勤つうきんしていたころの半分はんぶん以下いかになる傾向けいこうがあるという。

そこで、ある会社かいしゃでは「朝あさの散歩さんぽ」という制度せいどを導入どうにゅうした。仕事しごとを始はじめる前まえに、家いえの近ちかくを十五分じゅうごふん歩あるくのだ。

社員しゃいんの一人ひとりは「コーヒーを飲のみつつ公園こうえんを歩あるくと、頭あたまがすっきりする」と話はなす。

面白おもしろいのは、この散歩さんぽに参加さんかしている人ひとの多おおくが、「結局けっきょく、毎朝まいあさ駅えきまで歩あるいていたころと同おなじ生活せいかつに戻もどった」と笑わらっていることだ。

働はたらき方かたは大おおきく変化へんかしつつあるが、人ひとが体からだを動うごかしたいという気持きもちは、あまり変かわらないのかもしれない。

内容のかくにん

R1「新あたらしい課題かだい」の例れいとして、本文ほんぶんに書かかれているのはどれか。

答えと解説

答え: 2 家いえで働はたらくと、歩あるく距離きょりが短みじかくなること

「その一ひとつが運動うんどう不足ぶそくだ」のあとに、家いえで働はたらくと歩あるく距離きょりが通勤つうきんしていたころの半分はんぶん以下いかになる、と書かいてあります。1と3は、本文ほんぶんでは反対はんたいに「よいこと」として書かかれています。

R2朝あさの散歩さんぽに参加さんかしている人ひとたちが笑わらっているのは、なぜか。

答えと解説

答え: 4 通勤つうきんがなくなったのに、また毎朝まいあさ歩あるくようになったから

参加者さんかしゃは「結局けっきょく、毎朝まいあさ駅えきまで歩あるいていたころと同おなじ生活せいかつに戻もどった」と笑わらっています。通勤つうきんがなくなったのに、結局けっきょく毎朝まいあさ歩あるいているのがおかしい、ということです。

クイズ

1最近さいきん、スマートフォンでお金かねを払はらう方法ほうほうが広ひろく(  )。

答えと解説

答え: 3 普及ふきゅうした

多おおくの人ひとが使つかうようになることを「普及ふきゅうする」と言いいます。「導入どうにゅうする」は「〜を導入どうにゅうする」の形かたちで使つかうので、「方法ほうほうが導入どうにゅうした」とは言いえません。「通勤つうきんした」「在宅ざいたくした」も意味いみが合あいません。

2若わかい人ひとほど、紙かみの新聞しんぶんを読よまない(  )がある。

答えと解説

答え: 1 傾向けいこう

「〜する傾向けいこうがある」は「〜することが多おおい」という意味いみです。「読よまない効果こうかがある」「読よまない課題かだいがある」「読よまない変化へんかがある」は不自然ふしぜんです。

3この薬くすりは、飲のんで三十分さんじゅっぷんほどで(  )が出でる。

答えと解説

答え: 4 効果こうか

薬くすりが効きき始はじめることを「効果こうかが出でる」と言いいます。「通勤つうきんが出でる」「傾向けいこうが出でる」「課題かだいが出でる」は、この文ぶんでは意味いみが通とおりません。

4地球ちきゅうの気温きおんは、少すこしずつ上あがり(  )。

答えと解説

答え: 2 つつある

「Vます形けい+つつある」は、変化へんかが今いま進すすんでいる途中とちゅうであることを表あらわします。「つつも」は後うしろに文ぶんが続つづくので、ここで文ぶんを終おわれません。「ようがない」「かねる」は意味いみが合あいません。

5体からだに悪わるいとわかり(  )、つい夜中よなかにラーメンを食たべてしまう。

答えと解説

答え: 2 つつも

「〜つつも」は「〜けれども」という意味いみで、後うしろに反対はんたいの内容ないようが来きます。「わかり次第しだい」は「わかったらすぐに」という意味いみで合あいません。「つつある」は変化へんかが進すすんでいる途中とちゅうを表あらわす言いい方かたで、このままでは後うしろの文ぶんに続つづきません。「以来いらい」はて形けいに付つきます。

6好すきな音楽おんがくを聞きき(  )、駅えきまで歩あるいた。

答えと解説

答え: 4 つつ

「Vます形けい+つつ」は「〜ながら」と同おなじで、二ふたつのことを同時どうじにすることを表あらわします。「つつある」は変化へんかが進すすんでいる途中とちゅうを表あらわす言いい方かたで、このままでは後うしろの文ぶんに続つづきません。「次第しだいで」は名詞めいしに付つきます。「以来いらい」はます形けいには付つきません。

7家いえから会社かいしゃまで、通勤に一時間いちじかんかかる。

答えと解説

答え: 1 つうきん

「通勤つうきん」は「つうきん」と読よみます。「きん」は濁にごらず、「つう」は長ながくのばします。

8来月らいげつから、ざいたくで仕事しごとをすることになった。

答えと解説

答え: 3 在宅

「ざいたく」は「在宅ざいたく」と書かきます。「在ざい」と「存そん」、「宅たく」と「宇う」「完かん」は形かたちが似にているので注意ちゅういしましょう。

JLPT単語7,500語以上を、カード・音声・間隔反復でおぼえるなら無料アプリのJapatan

App Storeでダウンロード