N2 23日目

急に降ってきた

「〜するとほとんど同時に」を「〜か〜ないかのうちに」で、「〜したと思ったらすぐに次のことが起きた」を「〜たかと思うと」で言えるようになります。夏の夕立の日記を読んでみましょう。

約25分 · ことば8語 · 文法 · 読む · クイズ

今日のことば

夕立

ゆうだち

sudden evening shower (in summer)

夕立ゆうだちが降ふって、少すこし涼すずしくなった。

雷

かみなり

thunder, lightning

夜中よなかに 雷かみなりが鳴なって、目めが覚さめた。

激しい

はげしい

violent, intense, heavy

外そとは 激はげしい風かぜが吹ふいている。

突然

とつぜん

suddenly, all of a sudden

電車でんしゃが 突然とつぜん止とまって、びっくりした。

止む

やむ

to stop (rain, wind, noise)

雨あめが 止やんだら、散歩さんぽに行いこう。

濡れる

ぬれる

to get wet

傘かさがなかったので、服ふくが 濡ぬれてしまった。

湿度

しつど

humidity

日本にほんの夏なつは 湿度しつどが高たかい。

蒸し暑い

むしあつい

hot and humid, muggy

蒸むし暑あつい夜よるは、なかなか眠ねむれない。

今日の文法

〜か〜ないかのうちに

〜するとほとんど同時に

接続
  • V辞書形 + か + Vない形 + かのうちに
  • Vた形 + か + Vない形 + かのうちに

「Aしたか、まだしていないか、わからないくらいすぐに」Bが起こる、という意味で、二つのことがほとんど同時に起こる様子を表します。同じ動詞を「肯定形+か+否定形+か」の形で繰り返します。後ろには実際に起こったことを書き、「〜しよう」「〜してください」などの意志や依頼の文は来ません。

例文

  • チャイムが 鳴なるか鳴ならないかのうちに、学生がくせいたちは教室きょうしつを出でていった。

  • 息子むすこは家いえに 帰かえったか帰かえらないかのうちに、また遊あそびに出でかけた。

くわしい説明とクイズ →

〜たかと思うと

〜したと思ったら、すぐに(意外なこと)が起こった

接続
  • Vた形 + かと思うと
  • Vた形 + かと思ったら

Aが起こった直後に、すぐBが起こった、という意味です。話し手が見て驚いたことや、急な変化を表すときに使います。「泣いたかと思うと笑う」のように、AとBが反対の内容になることもよくあります。話し手自身の行動には使わず、後ろに意志や依頼の文は来ません。

例文

  • 空そらが急きゅうに 暗くらくなったかと思おもうと、大おおきな雷かみなりが鳴なった。

  • 赤あかちゃんは 泣ないたかと思おもうと、もう笑わらっている。

くわしい説明とクイズ →

読む

アリさんの日記 傘と夕立

今日きょうは朝あさから湿度しつどが高たかく、とても蒸むし暑あつい一日いちにちだった。

午後ごご三時さんじごろ、コンビニへ行いこうとして家いえを出でるか出でないかのうちに、遠とおくで雷かみなりが鳴なった。

空そらが暗くらくなったかと思おもうと、突然とつぜん激はげしい夕立ゆうだちが降ふり始はじめた。

傘かさを持もっていなかったので、あっという間まに全身ぜんしん濡ぬれてしまった。

急いそいで家いえに戻もどって着替きがえ、今度こんどは大おおきな傘かさを持もって出でかけた。

ところが、玄関げんかんのドアを開あけるか開あけないかのうちに、雨あめはぴたりと止やんだ。

さっきまでの雨あめがうそのように、空そらはすっかり晴はれていた。

結局けっきょく、一度いちども傘かさを開ひらかないまま、コンビニまで歩あるいた。

店みせの人ひとに話はなすと、「夕立ゆうだちは降ふったかと思おもうとすぐ止やむから、少すこし待まてばいいんですよ」と笑わらわれた。

なるほど。次つぎは慌あわてずに、少すこし待まってみようと思おもう。

そう思おもいながら家いえに着つくと、また遠とおくで雷かみなりが鳴なり始はじめた。今度こんどは、急いそいで洗濯物せんたくものを取とり込こんだ。

内容のかくにん

R1アリさんが二回目にかいめに出でかけようとしたとき、どうなりましたか。

答えと解説

答え: 3 雨あめがすぐに止やんで、傘かさを使つかわなかった

「ドアを開けるか開けないかのうちに、雨はぴたりと止んだ」「一度も傘を開かないまま」とあります。

R2店みせの人ひとは、アリさんにどんなことを言いいましたか。

答えと解説

答え: 1 夕立ゆうだちはすぐ止やむので、少すこし待まてばいい

店の人は「夕立は降ったかと思うとすぐ止むから、少し待てばいいんですよ」と言っています。

クイズ

1今日きょうは(  )が高たかくて、洗濯物せんたくものがなかなか乾かわかない。

答えと解説

答え: 1 湿度しつど

「湿度」は空気の中の水分の量です。湿度が高いと洗濯物が乾きにくくなります。「夕立が高い」「雷が高い」とは言いません。

2傘かさを忘わすれて、服ふくがすっかり(  )しまった。

答えと解説

答え: 2 濡ぬれて

「濡れる」は水がついてぬれた状態になることです。傘を忘れた結果に合います。「止む」は雨や風に使う語です。

3(  )、電気でんきが消きえて部屋へやが真まっ暗くらになった。

答えと解説

答え: 4 突然とつぜん

「突然」は、予想していなかったことが急に起こる様子です。「必ずしも」は後ろに否定の形が、「まるで」は後ろに「ようだ」などが来ます。

4ベルが鳴なる(  )うちに、学生がくせいたちは教室きょうしつを飛とび出だした。

答えと解説

答え: 3 か鳴ならないかの

「Vるか Vないかのうちに」は、そのことが起こるのとほとんど同時に、という意味です。「うちに」の前には「か鳴らないかの」が入ります。

5赤あかちゃんは泣ないた(  )、もう笑わらっている。

答えと解説

答え: 1 かと思おもうと

「Vたかと思うと」は、あることが起きてすぐに次のことが起きる様子を表します。泣いたと思ったらすぐに笑った、という意味です。

6空そらが光ひかった(  )、大おおきな雷かみなりの音おとがした。

答えと解説

答え: 4 かと思おもうと

空が光ってすぐに雷の音がした、という意味なので「たかと思うと」が合います。ほかの文型は意味がつながりません。

7授業じゅぎょうが終おわるか(  )うちに、彼かれは教室きょうしつを出でていった。

答えと解説

答え: 2 終おわらないかの

形は「終わるか終わらないかのうちに」です。同じ動詞の辞書形とない形を「か」でつなぎます。

8雷の音おとが聞きこえる。

答えと解説

答え: 3 かみなり

「雷」は「かみなり」と読みます。「あらし」は「嵐」、「ゆうだち」は「夕立」、「くもり」は「曇り」です。

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