N1 29日目

畑に春が来た

畑仕事や植物の成長を表すことばを学びます。「〜まみれ」「〜めく」を使って、泥だらけの様子や季節の気配を生き生きと描けるようになります。

約25分 · ことば8語 · 文法 · 読む · クイズ

今日のことば

泥

どろ

mud

雨あめの後あとのグラウンドで練習れんしゅうして、靴くつが泥どろだらけになった。

耕す

たがやす

to plow; to cultivate

春はるになると、農家のうかの人ひとたちは田たんぼを耕たがやし始はじめる。

芽吹く

めぶく

to bud; to sprout

暖あたたかくなって、庭にわの木きが芽吹めぶいてきた。

収穫

しゅうかく

harvest

今年ことしは米こめの収穫しゅうかくが去年きょねんより多おおかった。

土壌

どじょう

soil

豊ゆたかな土壌どじょうが、おいしい野菜やさいを育そだてる。

実る

みのる

to bear fruit; to pay off

毎日まいにちの努力どりょくが実みのって、試験しけんに合格ごうかくした。

手入れ

ていれ

care; maintenance

祖母そぼの庭にわは、いつもきれいに手入ていれされている。

日差し

ひざし

sunlight; sunshine

窓まどから春はるめいた日差ひざしが入はいってくる。

今日の文法

〜まみれ

(汚い物が)全体にべったりついている

接続
  • N + まみれ

名詞について、液体や細かい物などが体や物の全体にべったりついている様子を表します。「泥・汗・油・ほこり・砂」などとよく使い、たいてい汚い、不快だという気持ちが入ります。また、「借金まみれ」のように、よくないことにすっかり包まれている状態にも使います。

例文

  • 雨あめの中なかでサッカーをして、子こどもたちは 泥どろまみれになった。

  • 暑あつい日ひに引ひっ越こしの荷物にもつを運はこんで、汗あせまみれになった。

くわしい説明とクイズ →

〜めく

〜らしくなる・〜のような感じがする

接続
  • N + めく
  • N + めいた + N
  • N + めいている

名詞について、「完全にそうではないが、その要素や感じが表れている」ことを表します。「春めく」「秋めく」のように季節の気配が感じられるときや、「皮肉めいた」「謎めいた」「説教めいた」「言い訳めいた」のように、言葉や人の様子がそれらしく感じられるときに使います。名詞を修飾するときは「〜めいた+名詞」の形が多く、変化を表すときは「〜めいてきた」とよく言います。

例文

  • 三月さんがつに入はいり、日差ひざしもだいぶ 春はるめいてきた。

  • 先輩せんぱいは遅刻ちこくした私わたしに 皮肉ひにくめいたことを言いった。

くわしい説明とクイズ →

読む

日曜日の畑

三月さんがつの終おわりの日曜日にちようび、ようやく春はるめいてきた日差ひざしの中なかで、市民農園しみんのうえんの畑はたけを耕たがやした。

去年きょねんの秋あきに借かりたこの小ちいさな畑はたけは、会社員かいしゃいんの私わたしにとって週末しゅうまつの楽たのしみになっている。

半日はんにちスコップで土つちを掘ほり返かえしているうちに、手ても服ふくも泥どろまみれになった。

隣となりの畑はたけの佐藤さとうさんによれば、野菜やさい作づくりでいちばん大切たいせつなのは土壌どじょうだそうだ。

落おち葉ばから作つくった肥料ひりょうを混まぜると、固かたい土つちも少すこしずつやわらかくなるという。

冬ふゆの間あいだは何なにもないように見みえた畑はたけの隅すみでも、小ちいさな草くさが芽吹めぶき始はじめていた。

今日きょうは、カボチャを植うえる場所ばしょを作つくった。毎週まいしゅう手入ていれを続つづければ、夏なつの終おわりには大おおきな実みが実みのるはずだ。

佐藤さとうさんは冗談じょうだんめいた口調くちょうで、「最初さいしょの年としは、虫むしにほとんど食たべられるよ」と言いった。

それでも、夏なつの収穫しゅうかくを想像そうぞうすると、今いまからわくわくする。

帰かえりの電車でんしゃでは、なぜか周まわりの人ひとがちらちらと私わたしを見みていた。

家いえに着ついて鏡かがみを見みて、やっと分わかった。手てや服ふくどころか、顔かおまで泥どろまみれだったのだ。

内容のかくにん

R1佐藤さとうさんによると、野菜やさい作づくりでいちばん大切たいせつなことは何なにか。

答えと解説

答え: 3 土壌どじょうをよくすること

「佐藤さんによれば、野菜作りでいちばん大切なのは土壌だそうだ」とあり、落ち葉の肥料で土をやわらかくする方法も教えています。水や薬、日差しのことは書かれていません。

R2帰かえりの電車でんしゃで、周まわりの人ひとが筆者ひっしゃを見みていたのはなぜだと考かんがえられるか。

答えと解説

答え: 4 筆者ひっしゃの顔かおが泥どろで汚よごれていたから

家で鏡を見て「顔まで泥まみれだったのだ」と分かった、とあります。周りの人は筆者の顔の泥を見ていたと考えられます。カボチャはまだ植える場所を作っただけです。

クイズ

1種たねをまく前まえに、まず畑はたけをよく(  )おく。

答えと解説

答え: 2 耕たがやして

「畑を耕す」は「土を掘り返して、作物を育てやすくする」という意味です。種をまく前の作業に合います。「収穫する」は作物をとることなので、「畑を」には合いません。

2庭にわの木きの(  )を怠おこたると、すぐに枝えだが伸のびすぎてしまう。

答えと解説

答え: 3 手入ていれ

「手入れ」は「よい状態を保つために世話をすること」です。手入れを怠ると枝が伸びすぎる、という文に合います。

3枝えだに赤あかいリンゴがたくさん(  )、秋あきらしい景色けしきになった。

答えと解説

答え: 1 実みのり

「実る」は「植物に実ができる」という意味です。赤いリンゴは実なので、「実り」が合います。「芽吹く」は新しい芽が出ることです。

4子こどもたちは雨上あめあがりの公園こうえんで遊あそび、全身ぜんしん泥どろ(  )になって帰かえってきた。

答えと解説

答え: 3 まみれ

「N まみれ」は「体や物の表面に N がいっぱい付いている」という意味です。泥や汗、ほこりなど、汚れに使うことが多いです。

5三月さんがつに入はいり、日差ひざしも少すこしずつ春はる(  )きた。

答えと解説

答え: 1 めいて

「N めく」は「N らしい様子が出てくる」という意味です。「春めいてきた」は「春らしくなってきた」ということです。

6彼かれは皮肉ひにく(  )言いい方かたで、私わたしの失敗しっぱいを笑わらった。

答えと解説

答え: 4 めいた

「皮肉めいた言い方」は「皮肉のように聞こえる言い方」です。「N めいた + 名詞」の形で、「N のような感じがする」という意味になります。

7真夏まなつの工事こうじ現場げんばで、作業員さぎょういんたちは汗あせ(  )になって働はたらいていた。

答えと解説

答え: 2 まみれ

「汗まみれ」は「体中に汗がたくさん付いている様子」です。「めく」は「〜らしくなる」という意味なので、ここには合いません。

8この地域ちいきの土壌は、野菜やさい作づくりに向むいている。

答えと解説

答え: 4 どじょう

「土壌」は「どじょう」と読みます。「ど」は伸ばさず、「じょう」は濁ります。

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