N1 文法 58/60

〜めく

〜らしくなる・〜のような感じがする

接続

  • N + めく
  • N + めいた + N
  • N + めいている

説明

名詞について、「完全にそうではないが、その要素や感じが表れている」ことを表します。「春めく」「秋めく」のように季節の気配が感じられるときや、「皮肉めいた」「謎めいた」「説教めいた」「言い訳めいた」のように、言葉や人の様子がそれらしく感じられるときに使います。名詞を修飾するときは「〜めいた+名詞」の形が多く、変化を表すときは「〜めいてきた」とよく言います。

例文

  • 三月さんがつに入はいり、日差ひざしもだいぶ 春はるめいてきた。

  • 先輩せんぱいは遅刻ちこくした私わたしに 皮肉ひにくめいたことを言いった。

  • 彼かれの過去かこを知しる人ひとは少すくなく、謎なぞめいた人物じんぶつだと思おもわれている。

  • 上司じょうしの話はなしは、途中とちゅうから 説教せっきょうめいてきた。

注意

どんな名詞にもつくわけではなく、「春・秋・皮肉・謎・冗談・説教・言い訳」など決まった語と使います。ふつう、形容詞や動詞にはつけて使いません。

ミニクイズ

1木々きぎの葉はが色いろづき始はじめ、町まちはすっかり秋あき(  )きた。

答えと解説

答え: 3 めいて

「秋めいてきた」で「秋らしい感じになってきた」という意味です。ほかの語は「秋」につけて使いません。

2遅おくれた理由りゆうを聞きかれ、彼かれは言いい訳わけ(  )ことを言いい始はじめた。

答えと解説

答え: 2 めいた

名詞「こと」を修飾するので「言い訳めいた」の形にします。「めいて」「めき」は名詞を修飾できず、「めける」という形はありません。

3「めく」の使つかい方かたが正ただしい文ぶんはどれですか。

答えと解説

答え: 1 冗談じょうだんめいた口調くちょうで言いったが、目めは真剣しんけんだった。

「冗談めいた口調」は「冗談のような話し方」という意味で正しいです。形容詞(甘い)や動詞にはつかず、「雨めく」という言い方もありません。

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