N1 28日目

いいことばかりの一年

ぜいたくや楽しい時間を表すことばを学びます。「〜の極み」「〜ずくめ」を使って、いいことが続いた一年や特別な体験を言い表せるようになります。

約25分 · ことば8語 · 文法 · 読む · クイズ

今日のことば

贅沢

ぜいたく

luxury; extravagance

たまには贅沢ぜいたくをして、高たかいレストランで食事しょくじをしたい。

至福

しふく

bliss; supreme happiness

休日きゅうじつの朝あさに好すきな本ほんを読よむ時間じかんは、至福しふくのひとときだ。

豪華

ごうか

gorgeous; luxurious

結婚式けっこんしきでは豪華ごうかな料理りょうりが次々つぎつぎに出でてきた。

満喫する

まんきつする

to fully enjoy

一週間いっしゅうかんの休やすみを利用りようして、海辺うみべの生活せいかつを満喫まんきつした。

恵まれる

めぐまれる

to be blessed with

私わたしは良よい友人ゆうじんに恵めぐまれている。

浪費

ろうひ

waste; squandering

必要ひつようのない買かい物ものは、時間じかんとお金かねの浪費ろうひだ。

疲労

ひろう

fatigue; exhaustion

長ながい出張しゅっちょうで、疲労ひろうがたまっている。

吉報

きっぽう

good news

今週こんしゅうは合格ごうかくや昇進しょうしんなど、吉報きっぽうずくめだ。

今日の文法

〜の極み

〜の最高の状態・この上なく〜だ

接続
  • N + の極み

名詞について、その状態がこれ以上ないところまで来ていることを表す書き言葉です。「贅沢の極み」「感激の極み」のように良いことにも、「疲労の極み」「無責任の極み」のように悪いことにも使えます。他人の行動について使うと、強い非難になります。「〜の極みだ」「〜の極みに達する」の形でよく使います。

例文

  • 海うみの見みえるホテルの部屋へやで朝食ちょうしょくをとるなんて、贅沢ぜいたくの極きわみだ。

  • 三日間みっかかんほとんど寝ねずに働はたらき、疲労ひろうの極きわみに達たっした。

くわしい説明とクイズ →

〜ずくめ

全部〜ばかりだ・〜が続く

接続
  • N + ずくめ

名詞について、身の回りや起こることが全部その一色である様子を表します。一つは「黒ずくめ」「白ずくめ」のように、服などが全部その色であることです。もう一つは「いいことずくめ」「ごちそうずくめ」「規則ずくめ」「異例ずくめ」のように、同じ種類の物事が次々にあることです。良いことにも使えるのが特徴で、決まった名詞と結びつきます。

例文

  • 今年ことしは昇進しょうしんも結婚けっこんも決きまり、いいことずくめの一年いちねんだった。

  • 入口いりぐちに 黒くろずくめの服ふくを着きた男おとこの人ひとが立たっていた。

くわしい説明とクイズ →

読む

ごほうびの一泊

十二月じゅうにがつ二十日はつか 今年ことしは本当ほんとうに吉報きっぽうずくめの一年いちねんだった。

春はるには昇進しょうしんが決きまり、夏なつには妹いもうとに子こどもが生うまれ、秋あきには写真しゃしんのコンテストで賞しょうまでもらった。

こんなに運うんに恵めぐまれた年としはない。ただ、仕事しごとは忙いそがしく、疲労ひろうもずいぶんたまっていた。

そこで、自分じぶんへのごほうびに、山やまの中なかの小ちいさな旅館りょかんに一泊いっぱくすることにした。

普段ふだんは浪費ろうひをしないよう気きをつけているが、今回こんかいだけは特別とくべつだ。

夕食ゆうしょくには、地元じもとの牛肉ぎゅうにくや新鮮しんせんな刺身さしみが並ならぶ豪華ごうかな料理りょうりが出でた。旅館りょかんの人ひとに「こちらもおすすめですよ」と言いわれるまま、料理りょうりもお酒さけも追加ついかで頼たのんだ。

食後しょくごは露天風呂ろてんぶろに入はいり、雪ゆきの山やまを眺ながめた。まさに贅沢ぜいたくの極きわみだ。

温泉おんせんと料理りょうりを満喫まんきつして布団ふとんに入はいると、至福しふくの気分きぶんのまま眠ねむってしまった。

ところが翌朝よくあさ、会計かいけいで金額きんがくを見みて、目めがすっかり覚さめた。予算よさんの二倍にばいだったのだ。

吉報きっぽうずくめの一年いちねんは、最後さいごに小ちいさな悲報ひほうで締しめくくられた。

来年らいねんのごほうびは、メニューの値段ねだんをよく見みてから頼たのむことにしよう。

内容のかくにん

R1筆者ひっしゃが旅館りょかんに泊とまったのはなぜか。

答えと解説

答え: 2 いいことが多おおかった一年いちねんだったので、自分じぶんにごほうびをあげたかったから

「今年は本当に吉報ずくめの一年だった」「自分へのごほうびに、…旅館に一泊することにした」とあります。賞は写真のコンテストのもので、会社からのプレゼントではありません。また、普段は浪費をしないよう気をつけていると書いてあります。

R2翌朝よくあさ、筆者ひっしゃの「目めがすっかり覚さめた」のはなぜか。

答えと解説

答え: 4 追加ついかで頼たのんだせいで、会計かいけいが予算よさんの二倍にばいになっていたから

「会計で金額を見て、目がすっかり覚めた。予算の二倍だったのだ」とあります。夕食のときに、すすめられるまま料理もお酒も追加で頼んでいたことが原因です。

クイズ

1久ひさしぶりの休やすみに、南みなみの島しまでのんびり過すごし、旅行りょこうを(  )した。

答えと解説

答え: 3 満喫まんきつ

「満喫する」は「十分に楽しむ」という意味です。のんびり過ごして旅行を楽しんだ、という文に合います。「浪費する」はお金や時間を無駄に使うことです。

2使つかわない物ものを次々つぎつぎに買かうのは、お金かねの(  )だ。

答えと解説

答え: 1 浪費ろうひ

「お金の浪費」は「お金を無駄に使うこと」です。使わない物を買うことを言っているので、「浪費」が合います。

3息子むすこから合格ごうかくの(  )が届とどき、家族かぞくみんなで喜よろこんだ。

答えと解説

答え: 4 吉報きっぽう

「吉報」は「うれしい知らせ」です。合格の知らせが届いて家族が喜んだ、という文です。

4この学校がっこうは規則きそく(  )で、髪かみの色いろから靴下くつしたの色いろまで決きめられている。

答えと解説

答え: 2 ずくめ

「N ずくめ」は「N ばかり」「全部 N」という意味です。「規則ずくめ」は「何でも規則で決まっている」ということです。

5世界中せかいじゅうから集あつめた最高さいこうの食材しょくざいを使つかったこの料理りょうりは、まさに贅沢ぜいたくの(  )だ。

答えと解説

答え: 3 極きわみ

「N の極み」は「N の最高の状態」という意味です。「贅沢の極み」は「これ以上ないほどの贅沢」です。「ずくめ」は「贅沢の」の後には付きません。

6三日間みっかかんほとんど寝ねずに働はたらき、疲労ひろうは(  )に達たっしていた。

答えと解説

答え: 1 極きわみ

「極みに達する」は「いちばん上の段階まで来る」という意味です。三日間ほとんど寝ていないので、疲れが限界だったということです。

7朝あさは電車でんしゃで座すわれたし、昼ひるは好物こうぶつのカレーだったし、今日きょうはいいこと(  )の一日いちにちだった。

答えと解説

答え: 4 ずくめ

「いいことずくめ」は「いいことばかり」という意味の決まった言い方です。「の極み」「の至り」は「贅沢の極み」「光栄の至り」のように、一つの感情や状態の最高の程度を表します。

8今年ことしは天気てんきに恵まれて、米こめがたくさんとれた。

答えと解説

答え: 2 めぐまれて

「恵まれる」は「めぐまれる」と読みます。「く」ではなく濁る「ぐ」です。

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