接続
- Vない形 + ずにはおかない
- する → せずにはおかない
説明
用法は二つあります。①物事が自然に人の気持ちや状況に影響を与え、必ずある結果を起こす、という意味。「感動させずにはおかない」「議論を呼ばずにはおかない」のように使役形や「呼ぶ」「もたらす」などとよく使います。②話し手の「必ず〜する」という強い意志を表す用法。「真相を明らかにせずにはおかない」のように使います。どちらもかたい書き言葉です。
例文
この映画の結末は、見る人を 感動させずにはおかない。
彼女の率直な発言は、会議で議論を 呼ばずにはおかないだろう。
新しい制度は、働き方に大きな変化を もたらさずにはおかない。
今度こそ、ミスの原因を 突き止めずにはおかない。
注意
「〜ずにはすまない」(社会的に〜しなければならない)とは意味が違います。①の用法では、話し手自身の気持ちにはふつう使いません。
関連する文法
ミニクイズ
1彼の熱心な演説は、聞く者の心を( )。
答えと解説
答え: 4 動かさずにはおかない
演説が自然に人の心に影響を与える、という意味なので「動かさずにはおかない」が合います。「ずにはすまない」は義務、「にはあたらない」「までもない」は「必要がない」という意味で、文に合いません。
2この問題は、社会に議論を( )ずにはおかないだろう。
答えと解説
答え: 2 呼ば
「ずにはおかない」の前はない形(「ない」を取った形)なので「呼ば」が入ります。
3私たちは、今回の失敗の原因を必ず明らかに( )。
答えと解説
答え: 3 せずにはおかない
「する」は「せずにはおかない」になります。「私たちは必ず原因を明らかにする」という話し手の強い意志を表しています。「しず」「するず」「さず」という形はありません。