接続
- N + を余儀なくされる(中止・延期・変更・入院 など)
- V辞書形 + ことを余儀なくされる
- (原因) が (人) に N + を余儀なくさせる
説明
自然や社会の事情など、自分の力ではどうにもならない理由で、望まないことをしかたなくする、という意味です。前には「中止」「延期」「変更」「転職」のような動作を表す名詞が来ます。原因を主語にして「台風が予定の変更を余儀なくさせた」のように「〜を余儀なくさせる」の形も使います。ニュースや論説などで使うかたい表現です。
例文
大雨のため、試合は 延期を余儀なくされた。
工場の閉鎖で、多くの社員が 転職を余儀なくされた。
予算が足りず、研究チームは計画を 見直すことを余儀なくされた。
物価の上昇が、多くの留学生に 生活の見直しを余儀なくさせている。
注意
自分から選んだことには使いません。主語が影響を受ける人なら「余儀なくされる」、原因なら「余儀なくさせる」と使い分けます。
関連する文法
ミニクイズ
1台風の影響で、修学旅行は中止を( )。
答えと解説
答え: 1 余儀なくされた
主語の「修学旅行」は台風の影響を受ける側なので、受け身の「余儀なくされた」が正しいです。「余儀なくさせた」は原因が主語のときの形です。「禁じ得ない」は感情、「堪えない」は意味が合いません。
2世界的な部品の不足が、多くの工場に生産の停止を( )。
答えと解説
答え: 3 余儀なくさせた
主語は原因の「部品の不足が」で、影響を受ける相手が「多くの工場に」で示されているので、使役の「余儀なくさせた」が入ります。工場を主語にすれば「工場は生産の停止を余儀なくされた」と言います。「極まりない」は程度がとても高いこと、「禁じ得ない」は感情、「やまない」は強い願いに使うので、どれも合いません。
3彼は足のけがで、__ __ _★_ __。
答えと解説
答え: 2 を
正しい順番は 3→1→2→4 で、「彼は足のけがで、早すぎる引退を余儀なくされた」となります。★には「を」が入ります。