N1 文法 43/60

〜を余儀なくされる

ほかに方法がなく、しかたなく〜することになる

接続

  • N + を余儀なくされる(中止・延期・変更・入院 など)
  • V辞書形 + ことを余儀なくされる
  • (原因) が (人) に N + を余儀なくさせる

説明

自然や社会の事情など、自分の力ではどうにもならない理由で、望まないことをしかたなくする、という意味です。前には「中止」「延期」「変更」「転職」のような動作を表す名詞が来ます。原因を主語にして「台風が予定の変更を余儀なくさせた」のように「〜を余儀なくさせる」の形も使います。ニュースや論説などで使うかたい表現です。

例文

  • 大雨おおあめのため、試合しあいは 延期えんきを余儀よぎなくされた。

  • 工場こうじょうの閉鎖へいさで、多おおくの社員しゃいんが 転職てんしょくを余儀よぎなくされた。

  • 予算よさんが足たりず、研究けんきゅうチームは計画けいかくを 見直みなおすことを余儀よぎなくされた。

  • 物価ぶっかの上昇じょうしょうが、多おおくの留学生りゅうがくせいに 生活せいかつの見直みなおしを余儀よぎなくさせている。

注意

自分から選んだことには使いません。主語が影響を受ける人なら「余儀なくされる」、原因なら「余儀なくさせる」と使い分けます。

関連する文法

ミニクイズ

1台風たいふうの影響えいきょうで、修学旅行しゅうがくりょこうは中止ちゅうしを(  )。

答えと解説

答え: 1 余儀よぎなくされた

主語の「修学旅行」は台風の影響を受ける側なので、受け身の「余儀なくされた」が正しいです。「余儀なくさせた」は原因が主語のときの形です。「禁じ得ない」は感情、「堪えない」は意味が合いません。

2世界的せかいてきな部品ぶひんの不足ふそくが、多おおくの工場こうじょうに生産せいさんの停止ていしを(  )。

答えと解説

答え: 3 余儀よぎなくさせた

主語は原因の「部品の不足が」で、影響を受ける相手が「多くの工場に」で示されているので、使役の「余儀なくさせた」が入ります。工場を主語にすれば「工場は生産の停止を余儀なくされた」と言います。「極まりない」は程度がとても高いこと、「禁じ得ない」は感情、「やまない」は強い願いに使うので、どれも合いません。

3彼かれは足あしのけがで、__ __ _★_ __。

答えと解説

答え: 2 を

正しい順番は 3→1→2→4 で、「彼は足のけがで、早すぎる引退を余儀なくされた」となります。★には「を」が入ります。

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