N2 20日目

科学が描く未来

「〜することができる・できない」を書き言葉で表す「〜得る・〜得ない」と、「気持ちの上でなかなか〜できない」を表す「〜がたい」を学びます。宇宙旅行と未来の発明についての科学コラムを読んでみましょう。

約25分 · ことば8語 · 文法 · 読む · クイズ

今日のことば

技術

ぎじゅつ

technology, technique

この会社かいしゃの 技術ぎじゅつは、世界せかいでも高たかく評価ひょうかされている。

発達

はったつ

development, progress

インターネットの 発達はったつで、生活せいかつは大おおきく変かわった。

可能性

かのうせい

possibility

明日あしたは雨あめが降ふる 可能性かのうせいが高たかい。

予測

よそく

prediction, forecast

専門家せんもんかの 予測よそくに反はんして、今年ことしの夏なつは涼すずしかった。

発明

はつめい

invention

電話でんわの 発明はつめいは、人々ひとびとの暮くらしを変かえた。

宇宙

うちゅう

space, the universe

いつか 宇宙うちゅうから地球ちきゅうを見みてみたい。

現象

げんしょう

phenomenon

虹にじは、光ひかりと水みずによって起おこる 現象げんしょうだ。

想像する

そうぞうする

to imagine

十年後じゅうねんごの自分じぶんを 想像そうぞうしてみてください。

今日の文法

〜得る・〜得ない

〜することができる・〜する可能性がある/できない・可能性がない

接続
  • Vます形 + 得る(うる/える)
  • Vます形 + 得ない(えない)

「〜得る」は「〜することが可能だ」「〜する可能性がある」、「〜得ない」は「〜することは不可能だ」「〜する可能性はない」という意味です。「起こり得る」「考え得る」「あり得ない」のように、ある事が起こる・成り立つ可能性について客観的に言う、やや硬い表現です。肯定の「得る」は「うる」とも「える」とも読みますが、否定は「えない」、過去は「えた」としか読みません。「ありえない」は話し言葉でも「信じられない」という意味でよく使います。

例文

  • 気きをつけていても、誰だれにでも間違まちがいは起おこり得うる。

  • 考かんがえ得うる方法ほうほうはすべて試ためしたが、問題もんだいは解決かいけつしなかった。

くわしい説明とクイズ →

〜がたい

(気持ちの上で)〜するのが難しい

接続
  • Vます形 + がたい

「そうしたい気持ちはあっても、心理的に〜することが難しい、ほとんどできない」という意味です。「信じがたい」「許しがたい」「理解しがたい」「忘れがたい」「近づきがたい」のように、認識や感情を表す動詞と一緒に使うことが多いです。やや硬い表現で、書き言葉や改まった場面でよく使います。物理的・技術的に難しいときは「〜にくい」を使います。

例文

  • あの真面目まじめな彼かれが会社かいしゃを急きゅうに辞やめるなんて、信しんじがたい話はなしだ。

  • 連絡れんらくもしないで約束やくそくに一時間いちじかんも遅おくれるのは、許ゆるしがたい。

くわしい説明とクイズ →

読む

百年後の発明

百年前ひゃくねんまえの人ひとにとって、宇宙うちゅうへ旅行りょこうに行いくことは想像そうぞうしがたい夢ゆめだっただろう。

当時とうじの科学者かがくしゃの中なかにも、「人ひとが宇宙うちゅうへ行いくことはあり得えない」と考かんがえる人ひとは少すくなくなかった。

しかし、技術ぎじゅつの発達はったつによって、今いまでは一般いっぱんの人ひとが宇宙うちゅうへ行いく計画けいかくも進すすんでいる。

電話でんわやテレビのような発明はつめいも、もっと昔むかしの人ひとには信しんじがたいものだったはずだ。

では、これからの百年ひゃくねんに、どんな発明はつめいがあり得うるだろうか。

天気てんきの予測よそくがもっと正確せいかくになり、一か月いっかげつ先さきの天気てんきまで分わかるようになるかもしれない。

また、今いまはまだ説明せつめいできない宇宙うちゅうの現象げんしょうの理由りゆうが、分わかる日ひが来くる可能性かのうせいもある。

もちろん、未来みらいを正確せいかくに予測よそくすることは、誰だれにもできない。

それでも、想像そうぞうすることをやめなければ、今いまはあり得えないと思おもうことも起おこり得うるのだ。

ちなみに、百年前ひゃくねんまえのある雑誌ざっしは、「未来みらいの人ひとは空そらを飛とぶ車くるまで会社かいしゃに通かよう」と予測よそくしていたそうだ。

宇宙うちゅう旅行りょこうより簡単かんたんそうなこの予測よそくが、まだ実現じつげんしていないのは少すこしおもしろい。

内容のかくにん

R1筆者ひっしゃによると、百年前ひゃくねんまえの人ひとにとって宇宙うちゅう旅行りょこうはどのようなものだったか。

答えと解説

答え: 2 想像そうぞうするのが難むずかしい夢ゆめ

1行目ぎょうめに「宇宙うちゅうへ旅行りょこうに行いくことは想像そうぞうしがたい夢ゆめだっただろう」とあります。「想像そうぞうしがたい」は「想像そうぞうするのが難むずかしい」という意味いみです。

R2筆者ひっしゃが「少すこしおもしろい」と思おもっているのはどんなことか。

答えと解説

答え: 3 宇宙うちゅう旅行りょこうより簡単かんたんそうな空そらを飛とぶ車くるまが、まだ実現じつげんしていないこと

最後さいごの文ぶんに「宇宙うちゅう旅行りょこうより簡単かんたんそうなこの予測よそくが、まだ実現じつげんしていないのは少すこしおもしろい」とあります。「この予測よそく」は空そらを飛とぶ車くるまの予測よそくです。天気てんきの話はなしは「かもしれない」と書かかれているだけなので、2は合あいません。

クイズ

1この町まちが二十年後にじゅうねんごどうなっているか、(  )してみよう。

答えと解説

答え: 3 想像そうぞう

まだ見みていない未来みらいのことを頭あたまの中なかで考かんがえるので、「想像そうぞうする」が入はいります。「発明はつめいしてみよう」「発達はったつしてみよう」は意味いみが合あいません。

2専門家せんもんかの(  )では、この町まちの人口じんこうは十年後じゅうねんごに一割いちわり減へるそうだ。

答えと解説

答え: 2 予測よそく

十年後じゅうねんごのことを前まえもって考かんがえて言いうので、「予測よそく」が入はいります。「現象げんしょう」は実際じっさいに起おこることで、「専門家せんもんかの現象げんしょう」とは言いいません。

3夕焼ゆうやけで空そらが赤あかく見みえるのは、光ひかりによって起おこる自然しぜんの(  )だ。

答えと解説

答え: 4 現象げんしょう

自然しぜんの中なかで起おこることなので、「現象げんしょう」が入はいります。「技術ぎじゅつ」「発明はつめい」は人ひとが作つくるもの、「可能性かのうせい」は起おこるかもしれないことです。

4あんなに真面目まじめな田中たなかさんがうそをつくなんて、信しんじ(  )。

答えと解説

答え: 2 がたい

「信しんじがたい」は「気持きもちの上うえで、なかなか信しんじられない」という意味いみです。「信しんじ得うる」は「信しんじることができる」なので、後うしろの「なんて」の驚おどろきと合あいません。

5二十年前にじゅうねんまえには(  )と思おもわれていた技術ぎじゅつが、今いまでは当あたり前まえになっている。

答えと解説

答え: 1 あり得えない

「今いまでは当あたり前まえ」と比くらべているので、昔むかしは「実現じつげんできない」と思おもわれていた、という意味いみの「あり得えない」が入はいります。「あり得うる」は「可能かのうだ」なので対比たいひになりません。「あるに違ちがいない」も今いまとの対比たいひにならず、「ありかねる」という言いい方かたはしません。

6先生せんせいにかけてもらった言葉ことばは、一生いっしょう忘わすれ(  )ものになった。

答えと解説

答え: 4 がたい

「忘わすれがたい」は「気持きもちの上うえで忘わすれることが難むずかしい」、つまり強つよく心こころに残のこっているという意味いみです。「忘わすれ得うる」「忘わすれかねない」では、大切たいせつな言葉ことばだという意味いみになりません。

7人ひとは昔むかしから、宇宙にあこがれてきた。

答えと解説

答え: 3 うちゅう

「宇宙うちゅう」は「うちゅう」と読よみます。「ちゅう」は長ながく伸のばす音おとです。

8この会社かいしゃの新あたらしいぎじゅつが注目ちゅうもくされている。

答えと解説

答え: 2 技術

「ぎじゅつ」は「技術ぎじゅつ」と書かきます。「技ぎ」は「てへん」、「術じゅつ」は「述じゅつ」と形かたちが似にているので注意ちゅういしましょう。

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