接続
- Vます形 + 得る(うる/える)
- Vます形 + 得ない(えない)
説明
「〜得る」は「〜することが可能だ」「〜する可能性がある」、「〜得ない」は「〜することは不可能だ」「〜する可能性はない」という意味です。「起こり得る」「考え得る」「あり得ない」のように、ある事が起こる・成り立つ可能性について客観的に言う、やや硬い表現です。肯定の「得る」は「うる」とも「える」とも読みますが、否定は「えない」、過去は「えた」としか読みません。「ありえない」は話し言葉でも「信じられない」という意味でよく使います。
例文
気をつけていても、誰にでも間違いは起こり得る。
考え得る方法はすべて試したが、問題は解決しなかった。
真面目な佐藤さんが会議を忘れるなんて、あり得ない。
これは社内の人にしか知り得ない情報だ。
注意
個人の能力には使いません(✗ 私はピアノが弾き得る → 弾ける)。また、可能形には付きません(✗ 泳げ得る)。
関連する文法
ミニクイズ
1電車が遅れることも十分あり( )ので、早めに家を出よう。
答えと解説
答え: 3 得る
「電車が遅れる可能性がある」から早めに出るという意味なので、「あり得る」が正しいです。「あり得ない」では後ろの「早めに出よう」と合いません。
2昨日会ったばかりの人が私の誕生日を知っているなんて、あり( )。
答えと解説
答え: 1 得ない
「なんて」で驚きを表しているので、「そんなことは不可能だ」という意味の「あり得ない」が入ります。「あり得る」は「可能性がある」で驚きと合いません。「ざるを得ない」は「あらざるを得ない」の形になり、「ありかねる」とは言いません。
3「得る・得ない」の使い方が正しい文はどれですか。
答えと解説
答え: 4 この情報は、関係者しか知り得ないはずだ。
4は「関係者以外には知る可能性がない」という意味で、「得ない」の正しい使い方です。1と2は個人の能力や事情なので「弾ける」「食べられなかった」を使います。「得る」は個人の能力には使いません。3は可能形「泳げ」に付いていて誤りです。