接続
- Vます形 + かねる
説明
「〜したい気持ちはあるが、立場や事情があってできない」という意味です。店やホテル、会社の窓口などで、客の頼みを丁寧に断るときによく使います(「お答えしかねます」「お受けしかねます」)。また「決めかねる」「賛成しかねる」のように、迷ったり気持ちの上で受け入れられなかったりして、なかなか〜できないという意味でも使います。能力的にできないこと(✗ 日本語が話しかねます)には使いません。
例文
申し訳ございませんが、個人の情報についてはお教えしかねます。
当店では、一度使った商品の返品は受け付けかねます。
その案はお金がかかりすぎるので、私は賛成しかねる。
二つの大学に合格して、どちらに行くか決めかねている。
注意
形は否定ではありませんが、意味は「できない」です。反対に「かねない」は否定の形で「〜する可能性がある」という意味になるので、混同しないようにしましょう。
関連する文法
ミニクイズ
1(ホテルで)
申し訳ございませんが、ペットを連れてのご宿泊はお受けし( )。
答えと解説
答え: 2 かねます
客の頼みを丁寧に断るときは「お受けしかねます」と言います。「かねません」「かねないです」は「〜する可能性がある」という意味で、断りになりません。
2新しいパソコンを買おうと思っているが、どれがいいか決め( )いる。
答えと解説
答え: 3 かねて
迷っていてなかなか決められないという意味なので、「決めかねている」が正しいです。他の選択肢は「いる」に自然につながらず、意味も合いません。
3「かねる」の使い方が正しい文はどれですか。
答えと解説
答え: 1 その件については、担当者でないとお答えしかねます。
1は立場上の理由で答えられないことを丁寧に伝えていて正しいです。2・3・4は能力的にできないことなので、「話せません」「読めません」「歩けない」を使います。