接続
- N + をもって
- N + をもちまして(丁寧)
説明
用法は二つあります。①手段・方法を表し、「〜で」の硬い言い方です(書面をもって知らせる、優秀な成績をもって卒業する)。②時を表す名詞について、物事が終わる・始まる区切りの時点を表します。②は「本日をもって終了」のように、あいさつやお知らせなど改まった場面で使い、「をもちまして」はさらに丁寧な形です。
例文
試験の結果は、書面 をもって お知らせします。
彼女は優れた成績 をもって 大学を卒業した。
本日の営業は午後八時 をもって 終了いたします。
これ をもちまして、本日の説明会を終了いたします。
注意
①は改まった硬い言い方なので、「バスをもって行く」のような日常の手段には使わず「で」を使います。②の時点の用法は「を限りに」と近いですが、「をもって」は始まりの時点(4月1日をもって施行)にも使えます。
関連する文法
ミニクイズ
1合否の結果は、メール( )お知らせいたします。
答えと解説
答え: 4 をもって
メールという手段で知らせる、という意味なので「をもって」です。「を限りに」は最後の時点、「に至るまで」は範囲、「を皮切りに」は始まりを表し、手段にはなりません。
2以上( )、本日の会議を終わります。
答えと解説
答え: 1 をもちまして
「以上をもちまして」は「これで」を丁寧にした、会議やあいさつの終わりの決まった言い方です。ほかの形は「以上」と結びつきません。
3「〜をもって」の使い方が正しい文はどれか。
答えと解説
答え: 3 田中は今月末をもって退職することになりました。
3は「今月末で(仕事を辞める)」という区切りの時点を表す正しい使い方です。1は日常の手段なので「で」、2は時点と意志の文が合わず、4は意味が通りません。