接続
- N(時) + を限りに
- 声 + を限りに
説明
用法は二つあります。①「今日・今年・今回」などの時を表す名詞について、「それを最後に、今まで続いてきたことを終わりにする」という意味を表します。閉店・引退・禁煙など、終わりやけじめの決意によく使います。②「声を限りに」の形で、「出せるかぎりの大きな声で」という意味を表す慣用表現です。
例文
本日 を限りに、当店は閉店いたします。
今日 を限りに、たばこはやめることにした。
佐藤選手は今シーズン を限りに引退すると発表した。
観客は声 を限りに、自分のチームを応援した。
注意
①は終わりを表すので、「今日を限りにジョギングを始める」のように始まりには使いません。「をもって」も終わりの時点を表しますが、「を限りに」は個人の決意を述べる文にもよく使われます。
関連する文法
ミニクイズ
1このサービスは今月末( )終了いたします。
答えと解説
答え: 2 を限りに
今月末を最後にサービスが終わる、という意味なので「を限りに」です。「を通じて」は手段や期間全体、「をもとに」は材料・根拠、「をこめて」は気持ちを表します。
2「〜を限りに」の使い方が正しい文はどれか。
答えと解説
答え: 3 この大会を限りに、現役を退くつもりだ。
「を限りに」は、続いてきたことをその時点で終わりにする場合に使います。1は始まり、2は時が合わず、4は終わりを表していないので使えません。
3子どもたちは声を( )歌った。
答えと解説
答え: 1 限りに
「声を限りに」は「出せるかぎりの大きな声で」という意味の決まった言い方です。ほかの選択肢は「声を」と結びつきません。