風情
ふぜい
elegant atmosphere; charm
雪の降る夜の温泉には、独特の風情がある。
N1 6日目
旅先の町の魅力を語ることばを覚えます。「〜ならでは」「〜にとどまらず」を使って、その場所だけの良さや、影響が広がっていく様子を説明できるようになります。
約25分 · ことば8語 · 文法 · 読む · クイズ
風情
ふぜい
elegant atmosphere; charm
雪の降る夜の温泉には、独特の風情がある。
趣
おもむき
tasteful charm; atmosphere
この古い家は、柱一本にも趣が感じられる。
醍醐味
だいごみ
the real pleasure (of something)
自分で釣った魚をその場で食べるのが、釣りの醍醐味だ。
郷土
きょうど
hometown; local region
祖母は毎年正月に郷土料理を作ってくれる。
堪能する
たんのうする
to enjoy to the full
旅行の最終日は、一日中海を堪能した。
素朴
そぼく
simple; unpretentious
彼の絵は素朴だが、見る人の心を温かくする。
賑わう
にぎわう
to be lively; to be crowded
夏休みの海岸は、家族連れで賑わっていた。
魅了する
みりょうする
to captivate; to fascinate
少年のピアノの演奏は、会場の客を魅了した。
〜だけが持っている・〜でなければできない(よい特徴)
「NならではのN」の形で、その人・場所・立場だけにある特別なよさを表します。「Nならではだ」と文末にも使えます。ほめる気持ちで使うことがほとんどで、悪い特徴にはあまり使いません。「〜らしい」より「ほかにはない」という意味が強い表現です。
この細やかなサービスは、老舗の旅館ならではだ。
京都ならではの景色を撮ろうと、朝早くから寺に出かけた。
〜の範囲だけでなく、さらに広く
ある範囲(N)だけで終わらず、もっと広い範囲にまで及ぶことを表します。後ろには「〜にも」「〜まで」など、広がった先が続くことが多いです。「だけにとどまらず」の形もよく使います。ニュースや説明文などの硬い文章によく出てきます。
この町の祭りは、地元の人にとどまらず、海外からの観光客にも人気がある。
彼女の研究は日本国内にとどまらず、世界でも高く評価されている。
山あいの小さな温泉町、湯野は、石畳の坂道に木造の旅館が並ぶ、昔ながらの風情が残る町だ。
夕方になると、浴衣を着た旅行者が下駄を鳴らして歩き、通りは大いに賑わう。
この町ならではの楽しみといえば、七つの共同浴場を巡る「湯めぐり」だ。
お湯の色も香りも浴場ごとに違い、それぞれに趣がある。
旅館の夕食では、山菜の天ぷらや川魚の塩焼きなど、素朴な郷土料理を堪能できる。
派手さはないが、地元の野菜や魚の味がそのまま生きている。
こうした魅力は国内にとどまらず、海外からの旅行者をも魅了している。
最近は、町を訪れる人の三人に一人が外国からの客だという。
ところが、彼らにいちばん人気があるのは、温泉でも料理でもない。
旅館の隅に置かれた古い卓球台で、浴衣のまま卓球をすることだそうだ。
「勝っても負けても、もう一度お湯に入れる。これこそ温泉旅行の醍醐味です」と、ある旅行者は笑顔で話していた。
R1「この町ならではの楽しみ」として紹介されているのは何か。
答え: 3 七つの共同浴場を巡ること
3 行目に「この町ならではの楽しみといえば、七つの共同浴場を巡る『湯めぐり』だ」とあります。
R2海外からの旅行者にいちばん人気があるのは何か。
答え: 4 旅館で浴衣のまま卓球をすること
「いちばん人気があるのは、温泉でも料理でもない」の後に、「浴衣のまま卓球をすることだそうだ」と書いてあります。
1古いお寺の庭には、静かで落ち着いた( )がある。
答え: 2 趣
「趣がある」は、味わいのある落ち着いた雰囲気を感じるという意味です。庭や建物についてよく使います。
2週末の駅前は、買い物客で大いに( )。
答え: 4 賑わっていた
「〜で賑わう」は、人がたくさん集まって活気がある様子を表します。「魅了する」「堪能する」は「を」の目的語が必要です。
3今回の旅行では、地元でとれた海の幸を心ゆくまで( )。
答え: 1 堪能した
「堪能する」は、十分に味わって満足することです。「心ゆくまで」とよくいっしょに使います。
4この祭りは、この土地( )の行事で、ほかの町では見られない。
答え: 3 ならでは
「N ならではの N」は「その N だけにある、ほかにはない」という意味です。「ほかの町では見られない」と合います。ほかの形では意味が通りません。
5彼女の歌は、日本( )、アジア各地で人気を集めている。
答え: 2 にとどまらず
「〜にとどまらず」は「〜だけで終わらず、もっと広い範囲にまで」という意味です。日本だけでなくアジア各地でも、という文になります。
6「〜ならでは」の使い方が正しいものはどれか。
答え: 4 プロの料理人ならではの見事な包丁さばきだった。
「ならでは」は、その人や場所だけが持つすばらしい特徴を言うときに使います。4 は「プロだからこそできる見事な包丁の使い方」という意味です。ほかは理由や場所を表そうとしていて誤りです。
7この通りには、昔の風情が今も残っている。
答え: 1 ふぜい
「風情」は「ふぜい」と読みます。「風」を「ふ」、「情」を「ぜい」と読む特別な読み方です。
8旅館の夕食で、郷土料理を楽しんだ。
答え: 3 きょうど
「郷土」は「きょうど」と読みます。「土」は濁って「ど」です。「きょうと」とまちがえないようにしましょう。
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