接続
- N + ならではの + N
- N + ならではだ
説明
「NならではのN」の形で、その人・場所・立場だけにある特別なよさを表します。「Nならではだ」と文末にも使えます。ほめる気持ちで使うことがほとんどで、悪い特徴にはあまり使いません。「〜らしい」より「ほかにはない」という意味が強い表現です。
例文
この細やかなサービスは、老舗の旅館ならではだ。
京都ならではの景色を撮ろうと、朝早くから寺に出かけた。
子どもならではの自由な発想に、大人たちは驚かされた。
小さな会社ならではの良さは、社長と直接話せることだ。
注意
名詞にだけ接続します。「Nならでは〜ない」(例: 本場ならでは味わえない)という古い形もあり、「Nでなければ〜ない」という意味になります。
ミニクイズ
1手作りの店( )温かい味が、多くの客に愛されている。
答えと解説
答え: 3 ならではの
「手作りの店ならではの温かい味」は「手作りの店にしかない温かい味」という意味です。「を皮切りに」「に至るまで」「を限りに」は後ろの名詞「味」を修飾できず、意味も合いません。
2この楽しい雰囲気は、小さな町の祭り( )。
答えと解説
答え: 1 ならではだ
文末で使うときは「ならではだ」の形になります。「ならではの」は後ろに名詞が必要です。「ならではに」「ならではで」で文を終えることはできません。
3「ならでは」の使い方が正しい文はどれですか。
答えと解説
答え: 2 地元の人ならではの店の選び方を教えてもらった。
2は「地元の人だけが知っている店の選び方」という意味で正しい使い方です。1は「雨の日」、3は「毎日」で十分で、特別なよさの意味がありません。4は形も意味も合いません。