N1 1日目

あっという間に

今日は、何かが起きた直後に次のことが起きる様子を表す「〜が早いか」「〜や否や」を学びます。限定品の発売日のにぎやかな記事が読めるようになります。

約25分 · ことば8語 · 文法 · 読む · クイズ

今日のことば

殺到する

さっとうする

to rush in; to flood (of people, orders)

新あたらしいゲームの発売日はつばいび、店みせに客きゃくが殺到さっとうした。

一斉に

いっせいに

all at once; simultaneously

笛ふえが鳴なると、選手せんしゅたちは一斉いっせいに走はしり出だした。

速報

そくほう

news flash; breaking news

試合しあいの結果けっかが速報そくほうで伝つたえられた。

瞬時

しゅんじ

an instant; instantly

新あたらしいシステムでは、注文ちゅうもんが瞬時しゅんじに倉庫そうこへ届とどく。

駆けつける

かけつける

to rush to (a place)

試合しあいに勝かったと聞きいて、家族かぞくがお祝いわいに駆かけつけた。

押し寄せる

おしよせる

to surge in; to pour in (of a crowd)

連休れんきゅうになると、この海岸かいがんには観光客かんこうきゃくが押おし寄よせる。

待ち構える

まちかまえる

to wait in readiness for

記者きしゃたちが空港くうこうの出口でぐちで選手せんしゅを待まち構かまえていた。

慌ただしい

あわただしい

hectic; busy and rushed

引ひっ越こしの準備じゅんびで、慌あわただしい一週間いっしゅうかんだった。

今日の文法

〜が早いか

AするとすぐにBが起こった(ほとんど同時)

接続
  • V辞書形 + が早いか
  • Vた形 + が早いか

「Aが早いか、B」は、Aが起こったのとほとんど同時にBが起こったことを表します。Aが終わるのを待たずにBが起こるような、すばやい動きを描くときに使います。Bには実際に起こった過去のことが来るのがふつうで、「〜しよう」「〜してください」のような意志・命令・依頼の文は来ません。小説や記事などで使う、やや硬い書き言葉です。

例文

  • ベルが 鳴なるが早はやいか、生徒せいとたちは教室きょうしつを飛とび出だした。

  • 息子むすこは家いえに 帰かえってくるが早はやいか、かばんを置おいて遊あそびに行いってしまった。

くわしい説明とクイズ →

〜や否や

Aするとすぐに・Aしたその瞬間にBが起こった

接続
  • V辞書形 + や否や
  • V辞書形 + や

「Aや否や、B」は、Aが起こったその瞬間にBが起こったことを表します。Bには、Aをきっかけにした反応や、予想していなかった出来事が来ることが多いです。Bは過去の事実で、意志・命令・依頼の文は使えません。「否や」を省いて「Aや、B」とも言います。硬い書き言葉で、ニュースや小説によく出てきます。

例文

  • 社長しゃちょうが会議室かいぎしつに 入はいってくるや否いなや、全員ぜんいんが立たち上あがった。

  • 新あたらしいゲームは 発売はつばいされるや否いなや、数時間すうじかんで売うり切きれた。

くわしい説明とクイズ →

読む

限定げんていプリン、三分さんぷんで完売かんばい

土曜日どようびの朝あさ、駅前えきまえの洋菓子店ようがしてんに長ながい列れつができた。この日ひから、一日いちにち二百個にひゃっこだけの限定げんていプリンが売うり出だされるのだ。

開店前かいてんまえから店みせの前まえで待まち構かまえていた客きゃくは、およそ三百人さんびゃくにんに上のぼった。

午前十時ごぜんじゅうじ、店員てんいんが販売開始はんばいかいしを告つげるや否いなや、客きゃくは一斉いっせいに売うり場ばへ殺到さっとうした。

店員てんいんがプリンを棚たなに並ならべるが早はやいか、次々つぎつぎと手てが伸のび、商品しょうひんは瞬時しゅんじに消きえていった。

二百個にひゃっこが売うり切きれるまで、わずか三分さんぷんだった。

一方いっぽう、販売開始はんばいかいしの速報そくほうがSNSに流ながれると、近ちかくに住すむ人ひとや学生がくせいも次々つぎつぎに駆かけつけた。

客きゃくはその後ごも押おし寄よせ続つづけ、小ちいさな店みせは昼過ひるすぎまで慌あわただしかった。

しかし、棚たなにはもう限定げんていプリンは一ひとつも残のこっていなかった。

ところが、閉店後へいてんごに売うり上あげを調しらべた店長てんちょうは驚おどろいた。隣となりに並ならんでいた普通ふつうのプリンが、いつもの五倍ごばいも売うれていたのだ。

限定品げんていひんを買かえなかった客きゃくの多おおくが、「せっかく来きたから」と代かわりに買かって帰かえったらしい。店長てんちょうは「来週らいしゅうは普通ふつうのプリンも多おおめに作つくります」と笑わらった。

内容のかくにん

R1限定げんていプリンについて、本文ほんぶんの内容ないようと合あうものはどれか。

答えと解説

答え: 2 販売はんばいが始はじまってから三分さんぷんで売うり切きれた。

「二百個にひゃっこが売うり切きれるまで、わずか三分さんぷんだった」とあります。二百個にひゃっこしかないので三百人さんびゃくにん全員ぜんいんは買かえず、あとから来きた人ひとの時ときには一ひとつも残のこっていませんでした。棚たなに並ならべた直後ちょくごに売うれたので、4も違ちがいます。

R2店長てんちょうが驚おどろいたのはなぜか。

答えと解説

答え: 3 普通ふつうのプリンがいつもよりずっと多おおく売うれたから

閉店後へいてんごに売うり上あげを調しらべて驚おどろいた理由りゆうは、「普通ふつうのプリンが、いつもの五倍ごばいも売うれていた」ことです。ほかの選択肢せんたくしは、店長てんちょうが驚おどろいたとは書かかれていません。

クイズ

1人気にんき歌手かしゅのコンサートは、チケットの発売はつばいと同時どうじに申もうし込こみが(  )し、すぐに売うり切きれた。

答えと解説

答え: 3 殺到さっとう

「殺到さっとうする」は、人ひとや申もうし込こみが一度いちどにたくさん集あつまることです。「到着とうちゃく」「返却へんきゃく」「退出たいしゅつ」は「申もうし込こみが〜して売うり切きれた」という文ぶんに合あいません。

2ベルが鳴なると、生徒せいとたちは(  )教室きょうしつを飛とび出だした。

答えと解説

答え: 1 一斉いっせいに

「一斉いっせいに」は、大勢おおぜいが同時どうじに同おなじことをする様子ようすです。「飛とび出だす」は勢いきおいのある動うごきなので「徐々じょじょに」は合あいません。「一概いちがいに」は「〜ない」と使つかい、「一応いちおう」も意味いみが合あいません。

3優勝ゆうしょうが決きまった瞬間しゅんかん、その結果けっかはテレビの(  )ですぐに伝つたえられた。

答えと解説

答え: 4 速報そくほう

「速報そくほう」は、起おきたことをすぐに知しらせるニュースです。「予報よほう」はこれから起おきることの予測よそく、「広告こうこく」は宣伝せんでん、「報告書ほうこくしょ」は書類しょるいなので、テレビですぐに伝つたえる内容ないように合あいません。

4友人ゆうじんが引ひっ越こしで困こまっていると聞きき、仕事しごとの後あとですぐに手伝てつだいに(  )。

答えと解説

答え: 2 駆かけつけた

「駆かけつける」は、急いそいでその場所ばしょへ行いくことです。「押おし寄よせる」は大勢おおぜいが来くる時ときに使つかい、一人ひとりには使つかいません。「待まち構かまえる」「見送みおくる」は「手伝てつだいに」と合あいません。

5子こどもは母親ははおやの顔かおを見みる(  )、大声おおごえで泣なき出だした。

答えと解説

答え: 1 が早はやいか

「V辞書形じしょけい+が早はやいか」は、ある動作どうさのすぐ後あとに次つぎのことが起おきた様子ようすを表あらわします。「ばかりか」「どころか」は内容ないようを付つけ加くわえたり否定ひていしたりする表現ひょうげん、「からには」は決意けついや義務ぎむを表あらわすので合あいません。

6電車でんしゃのドアが開ひらく(  )、乗客じょうきゃくたちは一斉いっせいにホームへ降おりた。

答えと解説

答え: 4 や否いなや

「V辞書形じしょけい+や否いなや」は「〜するとすぐに」という意味いみの書かき言葉ことばです。「ものなら」は仮定かてい、「ことなく」は「〜しないで」、「うちに」は「〜している間あいだに」の意味いみで、この文ぶんに合あいません。

7「〜が早はやいか」の使つかい方かたが正ただしい文ぶんはどれか。

答えと解説

答え: 2 弟おとうとは布団ふとんに入はいるが早はやいか、いびきをかき始はじめた。

「〜が早はやいか」は、実際じっさいに起おきたことを見みて述のべる表現ひょうげんです。後うしろに「〜しよう」(1)、「〜してください」(3)、「〜ことにしている」(4)のような意志いしや依頼いらいの文ぶんは来きません。

8棚たなに並ならべた商品しょうひんは、瞬時に売うり切きれた。

答えと解説

答え: 3 しゅんじ

「瞬時しゅんじ」は「しゅんじ」と読よみます。「とても短みじかい時間じかん」という意味いみです。

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