接続
- V辞書形 + が早いか
- Vた形 + が早いか
説明
「Aが早いか、B」は、Aが起こったのとほとんど同時にBが起こったことを表します。Aが終わるのを待たずにBが起こるような、すばやい動きを描くときに使います。Bには実際に起こった過去のことが来るのがふつうで、「〜しよう」「〜してください」のような意志・命令・依頼の文は来ません。小説や記事などで使う、やや硬い書き言葉です。
例文
ベルが 鳴るが早いか、生徒たちは教室を飛び出した。
息子は家に 帰ってくるが早いか、かばんを置いて遊びに行ってしまった。
店のドアが 開くが早いか、客は特売品の売り場へ走っていった。
彼は「行ってきます」と 言ったが早いか、もう駅に向かって走り出していた。
注意
「や否や」「なり」と意味が近い文型です。後ろに意志や命令の文は使えないので、「家に着くが早いか、電話してください」は誤りです。
関連する文法
ミニクイズ
1電車のドアが( )が早いか、乗客は一斉に降りていった。
答えと解説
答え: 3 開く
「が早いか」の前は動詞の辞書形(またはた形)です。て形・ます形・ない形にはつきません。
2「〜が早いか」の使い方が正しい文はどれか。
答えと解説
答え: 2 彼は席に着くが早いか、料理を食べ始めた。
「が早いか」の後ろには、実際に起こった過去のことが来ます。1は依頼、3は予定・意志、4は意志の文なので使えません。
3私が皿にえさを入れる( )、猫が走ってきて食べ始めた。
答えと解説
答え: 4 が早いか
えさを入れたのとほとんど同時に猫が来た、という意味なので「が早いか」です。「ばかりか」は追加、「からには」は決意・義務、「ものの」は逆接で、どれも文に合いません。