- 言語知識(文字・語彙・文法)・読解105分
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文字・語彙
問題1 漢字読み
__の言葉の読み方として最もよいものを、1・2・3・4から一つ選びなさい。
1最近の若者は、テレビをあまり見ない傾向がある。
- 1けいこ
- 2けいこう
- 3きょうこう
- 4けいごう
答えと解説
答え: 2 けいこう
「傾向」は「けいこう」と読みます。「傾」は「けい」、「向」は「こう」で、最後の「う」をのばします。「向」は「ごう」とは読みません。物事がある方向に進みやすいことを表す語です。
2彼の鋭い質問に、だれも答えられなかった。
- 1えいい
- 2するとい
- 3すろどい
- 4するどい
答えと解説
答え: 4 するどい
「鋭い」は「するどい」と読みます。「ど」は濁って読み、「と」ではありません。「すろどい」という読みはなく、「えい」は「鋭」の音読みで「鋭い」には使いません。「鋭い質問」は、大事な点をついた質問という意味です。
3この店は、品物の種類が豊富で、値段も安い。
- 1ほうふ
- 2ほうふう
- 3ほふ
- 4ぼうふ
答えと解説
答え: 1 ほうふ
「豊富」は「ほうふ」と読みます。「豊」は「ほう」とのばしますが、「富」は「ふ」と短く読みます。「ぼう」のように濁りません。たくさんあるという意味です。
4足りない栄養を、野菜ジュースで補っている。
- 1おこなって
- 2やしなって
- 3おぎなって
- 4ともなって
答えと解説
答え: 3 おぎなって
「補う」は「おぎなう」と読み、足りないものを足すという意味です。「おこなう」は「行う」、「やしなう」は「養う」、「ともなう」は「伴う」と書きます。
5姿勢をよくして座ると、腰が疲れにくい。
- 1しせい
- 2しぜい
- 3すせい
- 4しせ
答えと解説
答え: 1 しせい
「姿勢」は「しせい」と読みます。「姿」は「し」、「勢」は「せい」で、「ぜい」とは濁りません。体のかまえ方という意味です。
問題2 表記
__の言葉を漢字で書くとき、最もよいものを、1・2・3・4から一つ選びなさい。
6山田先生のこうぎは人気があって、教室はいつも学生でいっぱいだ。
- 1構義
- 2講議
- 3講義
- 4購議
答えと解説
答え: 3 講義
大学などの授業という意味の「こうぎ」は「講義」と書きます。「構」は「構造」、「購」は「購入」の字です。「議」は「会議」の字で、「義」と形が似ているので注意しましょう。
7決勝戦では、二つのチームが優勝をあらそうことになった。
- 1戦う
- 2争う
- 3抗う
- 4闘う
答えと解説
答え: 2 争う
下線の語は「あらそう」なので、「争う」と書きます。「戦う」と「闘う」は「たたかう」、「抗う」は「あらがう」と読む別の語で、「あらそう」とは読みません。「二つのチームが優勝をあらそう」は、優勝を取ろうとして互いに競い合うという意味です。
8このビルは、専門の会社がかんりしている。
- 1官理
- 2館理
- 3菅理
- 4管理
答えと解説
答え: 4 管理
「かんり」は「管理」と書きます。「管」は上が「竹」です。「官」は「警官」、「館」は「図書館」の字で、「菅」は上が「艹」の別の字です。
9天気がいいので、ベランダに洗濯物をほした。
- 1千した
- 2干した
- 3汗した
- 4刊した
答えと解説
答え: 2 干した
「ほす」は「干す」と書きます。「千」は数の「せん」で、形が似ています。「汗」は「あせ」、「刊」は「週刊」などに使う字です。
10事故で電車が止まり、駅は大変こんらんしていた。
- 1混乱
- 2困乱
- 3混覧
- 4根乱
答えと解説
答え: 1 混乱
「こんらん」は「混乱」と書きます。「混」は「混む」「混ぜる」の字です。「困」は「困る」、「根」は「屋根」、「覧」は「展覧会」の字で、音は同じですが、この語には使いません。
問題3 語形成
( )に入れるのに最もよいものを、1・2・3・4から一つ選びなさい。
11練習中に出たタイムなので、( )公式の記録としてあつかわれる。
- 1不
- 2無
- 3非
- 4未
答えと解説
答え: 3 非
「非公式」は「公式ではない」という意味です。「公式」には「非」が付き、「不公式」「無公式」「未公式」とは言いません。ほかに「非常識」「非公開」などがあります。
12社長が出張で留守のあいだは、( )社長が代わりに会議に出る。
- 1副
- 2準
- 3次
- 4補
答えと解説
答え: 1 副
「副社長」は、社長の次の地位で、社長を助ける人です。「副」は「副会長」「副校長」のように役職の前に付きます。「準」は「準優勝」、「次」は「次回」のように使い、「社長」には付きません。
13駅前の通りには、ヨーロッパ( )の建物が並んでいる。
- 1状
- 2類
- 3性
- 4風
答えと解説
答え: 4 風
「〜風」は「〜のようなスタイル」という意味で、「ヨーロッパ風」「和風」「洋風」のように使います。「状」は形(「棒状」)、「類」は種類(「野菜類」)、「性」は性質(「安全性」)を表すので、ここには合いません。
14週末の遊園地は、大勢の家族( )でにぎわっていた。
- 1付き
- 2連れ
- 3込み
- 4組み
答えと解説
答え: 2 連れ
「家族連れ」は、家族といっしょに来ている人たちのことです。「子ども連れ」「親子連れ」も同じ使い方です。「付き」は「朝食付き」、「込み」は「税込み」のように使います。
15このカメラは小型だが( )性能で、暗い所でもきれいに写真が撮れる。
- 1上
- 2大
- 3高
- 4強
答えと解説
答え: 3 高
「高性能」は、性能がとてもいいという意味です。「高」は「高品質」「高収入」のように、程度が高いことを表します。「上性能」「大性能」「強性能」とは言いません。
問題4 文脈規定
( )に入れるのに最もよいものを、1・2・3・4から一つ選びなさい。
16兄と私は同じ大学院で研究をしているが、専門の( )が違う。
- 1区域
- 2地帯
- 3方角
- 4分野
答えと解説
答え: 4 分野
「分野」は、学問や仕事などの範囲を分けたものです。「専門の分野」「医学の分野」のように使います。「区域」と「地帯」は土地の範囲、「方角」は東西南北の向きなので、学問には使いません。
17発表の準備が間に合わず、ゆうべは( )で資料を作ったので、一睡もしていない。
- 1寝坊
- 2徹夜
- 3夜明け
- 4日帰り
答えと解説
答え: 2 徹夜
「徹夜」は、一晩中寝ないで何かをすることです。「一睡もしていない」に合うのはこれだけです。「寝坊」は朝遅くまで寝ること、「夜明け」は朝になる時、「日帰り」はその日のうちに帰ることです。
18友人の結婚パーティーの司会を頼まれ、喜んで( )。
- 1引き受けた
- 2受け取った
- 3引き出した
- 4受け付けた
答えと解説
答え: 1 引き受けた
「引き受ける」は、頼まれた仕事や役目を「やります」と言って受けることです。「受け取る」は物をもらうとき、「引き出す」はお金などを外に出すとき、「受け付ける」は申し込みなどを受ける側が使います。
19周りの期待が大きすぎると、それが( )になって、実力を出せない選手もいる。
- 1トラブル
- 2ショック
- 3プレッシャー
- 4パニック
答えと解説
答え: 3 プレッシャー
「プレッシャー」は、期待や責任などから感じる心の重さです。「期待がプレッシャーになる」とよく言います。「トラブル」は問題やもめごと、「ショック」は急な出来事に驚くこと、「パニック」は人があわてて混乱することです。
20友人と会う約束を( )忘れて、一日中家でテレビを見ていた。
- 1がっかり
- 2ぎっしり
- 3ぴったり
- 4うっかり
答えと解説
答え: 4 うっかり
「うっかり」は、注意が足りなくて、気づかずに何かをしてしまう様子です。「うっかり忘れる」とよく言います。「がっかり」は残念に思う様子、「ぎっしり」はすきまなく入っている様子、「ぴったり」はちょうど合う様子です。
21庭には、( )色の花がたくさん咲いていて、遠くからでもよく目立つ。
- 1盛んな
- 2鮮やかな
- 3確かな
- 4器用な
答えと解説
答え: 2 鮮やかな
「鮮やか」は、色がはっきりしていて美しい様子です。「鮮やかな色」とよく言います。「盛んな」は活動が活発なこと、「確かな」は間違いがないこと、「器用な」は手先がうまく動くことで、色には使いません。
22私は週末にテニスをして、仕事のストレスを( )している。
- 1解決
- 2解散
- 3解消
- 4解除
答えと解説
答え: 3 解消
「解消」は、ストレスや不安、不満などをなくすことです。「解決」は問題や事件に、「解散」は集まった人やグループが別れるときに、「解除」は禁止や制限をやめるときに使います。
問題5 言い換え類義
__の言葉に意味が最も近いものを、1・2・3・4から一つ選びなさい。
23台風が近づいているので、試合の中止はやむを得ない。
- 1もったいない
- 2信じられない
- 3考えられない
- 4しかたがない
答えと解説
答え: 4 しかたがない
「やむを得ない」は、ほかに方法がなく、そうするしかないという意味で、「しかたがない」とほぼ同じです。「もったいない」は、むだになって惜しいという意味です。
24この問題を解決するために、あらゆる方法を試してみた。
- 1すべての
- 2いくつかの
- 3新しい
- 4特別な
答えと解説
答え: 1 すべての
「あらゆる」は「考えられるもの全部の」という意味で、「すべての」とほぼ同じです。「いくつかの」は全部ではなく一部だけなので、意味が違います。
25このあたりは夜になると暗いので、一人で歩くときは用心したほうがいい。
- 1急いだ
- 2連絡した
- 3気をつけた
- 4我慢した
答えと解説
答え: 3 気をつけた
「用心する」は、悪いことが起きないように注意するという意味で、「気をつける」とほぼ同じです。「急ぐ」「連絡する」「我慢する」は、注意するという意味ではありません。
26田中さんは、お父さんにそっくりだ。
- 1あまり似ていない
- 2よく似ている
- 3とても優しい
- 4よく会っている
答えと解説
答え: 2 よく似ている
「そっくりだ」は、見分けられないほどよく似ているという意味です。「あまり似ていない」は反対の意味です。
27このレポートは、今週中に仕上げるつもりだ。
- 1提出する
- 2書き直す
- 3書き始める
- 4完成させる
答えと解説
答え: 4 完成させる
「仕上げる」は、作っているものを最後まで作り終えるという意味で、「完成させる」とほぼ同じです。「提出する」は出すこと、「書き直す」はもう一度書くことなので、意味が違います。
問題6 用法
次の言葉の使い方として最もよいものを、1・2・3・4から一つ選びなさい。
28方針
- 1駅からホテルまでの方針がわからず、道に迷ってしまった。
- 2社長は、来年度の会社の方針を社員に説明した。
- 3この機械の方針は、説明書に詳しく書いてある。
- 4台風は、北の方針へ進んでいるそうだ。
答えと解説
答え: 2 社長は、来年度の会社の方針を社員に説明した。
「方針」は、物事を進めるときの基本的な考えや目指す方向のことで、「会社の方針」「教育方針」のように使います。1 は「道順」、3 は「使い方」、4 は「方向」なら自然です。
29中断
- 1熱が出たので、今日は会社を中断することにした。
- 2りんごを中断して、弟と半分ずつ食べた。
- 3この川は、町の真ん中を中断して流れている。
- 4雷が鳴り始めたため、試合は一時中断された。
答えと解説
答え: 4 雷が鳴り始めたため、試合は一時中断された。
「中断」は、続いていることを途中でいったん止めることです。試合・会議・作業などに使います。1 は「休む」、2 は「半分に切る」、3 は「横切る」なら自然です。
30心強い
- 1初めての海外出張だが、英語が得意な先輩が一緒なので心強い。
- 2このコーヒーは心強くて、私には苦すぎる。
- 3毎日運動を続けていたら、体が心強くなってきた。
- 4彼は心強い性格で、何を言われても全然気にしない。
答えと解説
答え: 1 初めての海外出張だが、英語が得意な先輩が一緒なので心強い。
「心強い」は、頼れる人や物があって安心だという気持ちを表します。2 は「濃くて」、3 は「丈夫に」、4 は「気が強い」なら自然です。人の性格や物の強さには使いません。
31見落とす
- 1山の上から町全体を見落とすと、とても気持ちがいい。
- 2空港で、帰国する友人を見落としてから家に帰った。
- 3何度も確認したのに、計算の間違いを見落としてしまった。
- 4財布を電車の中に見落としてきてしまったようだ。
答えと解説
答え: 3 何度も確認したのに、計算の間違いを見落としてしまった。
「見落とす」は、見ていたのに、大事なものに気づかないことです。「間違いを見落とす」「標識を見落とす」のように使います。1 は「見下ろす」、2 は「見送って」、4 は「置き忘れて」なら自然です。
32いったん
- 1忘れ物に気づいたので、いったん家に戻ってから出かけることにした。
- 2この映画はいったんも見たことがないので、ぜひ見たい。
- 3彼はいったん約束の時間に遅れてくるので、みんな困っている。
- 4駅から会社までは、歩いていったん10分ぐらいかかる。
答えと解説
答え: 1 忘れ物に気づいたので、いったん家に戻ってから出かけることにした。
「いったん」は「ひとまず・一度」という意味で、あとで別のことを続けるときに使います。「いったん家に戻る」「いったん休む」などです。2 は「一度」、3 は「いつも」、4 は「だいたい」なら自然です。
文法
問題7 文法形式の判断
次の文の( )に入れるのに最もよいものを、1・2・3・4から一つ選びなさい。
33当施設のご利用( )、以下の注意事項を必ずお読みください。
- 1にわたって
- 2に際して
- 3に比べて
- 4につれて
答えと解説
答え: 2 に際して
「〜に際して」は「〜するときに・〜にあたって」という意味で、案内や契約など改まった場面で使います。「にわたって」は期間や範囲の広さ、「に比べて」は比較、「につれて」は一方の変化とともにもう一方も変わることを表すので、ここには合いません。
34今の妻とは、大学時代の共通の友人( )知り合った。
- 1をめぐって
- 2をこめて
- 3を問わず
- 4を通じて
答えと解説
答え: 4 を通じて
「〜を通じて」は、人や物が間に入って何かが行われること(手段・仲立ち)を表します。「友人を通じて知り合った」は「友人の紹介で知り合った」という意味です。「をめぐって」は議論や争いの中心、「をこめて」は気持ちを入れること、「を問わず」は「〜に関係なく」という意味です。
35激しい雨が降っていた( )、会場には開始前から大勢のファンが集まっていた。
- 1にもかかわらず
- 2ばかりに
- 3ついでに
- 4からには
答えと解説
答え: 1 にもかかわらず
「〜にもかかわらず」は「〜のに」という逆接で、予想と違う結果が続きます。激しい雨なら人は少ないはずなのに、大勢集まったという文です。「ばかりに」は「それが原因で悪い結果になった」、「ついでに」は「その機会にほかのこともする」、「からには」は「〜のだから当然」という意味なので合いません。
36申込書の内容をよく確認した( )、署名してください。
- 1上に
- 2とたん
- 3上で
- 4きり
答えと解説
答え: 3 上で
「Vた形+上で」は「まず〜して、その結果をふまえて次のことをする」という意味です。「上に」は「〜だけでなく、さらに」という追加を表します。「とたん」は「〜した瞬間に(予想外のことが起きた)」という意味で、依頼の文には使えません。「きり」は「〜したまま、その後何もない」という意味です。
37値段が高い( )、必ずしも品質がいいとは限らない。
- 1からといって
- 2からには
- 3ものだから
- 4おかげで
答えと解説
答え: 1 からといって
「〜からといって」は「〜という理由だけで(…とは言えない)」という意味で、後ろに「とは限らない」「わけではない」などが来ます。「からには」は「〜のだから当然…する」、「ものだから」は言い訳のような理由、「おかげで」はよい結果の原因を表すので、「とは限らない」とは合いません。
38台風で電車がすべて止まってしまったのだから、今日の出張は中止( )。
- 1するわけがない
- 2してはいられない
- 3するものではない
- 4せざるを得ない
答えと解説
答え: 4 せざるを得ない
「〜ざるを得ない」は「したくないが、ほかに方法がないのでそうする」という意味です。「する」は「せざるを得ない」という形になります。「するわけがない」は「絶対にしない」、「してはいられない」は「している場合ではない」、「するものではない」は「するべきではない」という意味で、電車が止まったという理由と合いません。
39そんなにスピードを出して運転していたら、大きな事故を( )よ。
- 1起こしがたい
- 2起こしかねる
- 3起こしかねない
- 4起こしようがない
答えと解説
答え: 3 起こしかねない
「Vます形+かねない」は「〜という悪い結果になるかもしれない」という意味です。「かねる」は反対に「〜できない・〜するのが難しい」という意味なので注意しましょう。「がたい」は「〜するのが難しい」、「ようがない」は「〜する方法がない」という意味で、どちらも文の意味に合いません。
40面接の詳しい日程が( )、メールでお知らせいたします。
- 1決まって以来
- 2決まり次第
- 3決まるにつれて
- 4決まったとたん
答えと解説
答え: 2 決まり次第
「Vます形+次第」は「〜したらすぐに」という意味で、後ろにはこれからすること(意志・依頼)が来ます。「て以来」は「〜してからずっと」、「につれて」は変化が一緒に進むことを表します。「たとたん」は「〜した瞬間に」ですが、すでに起きた予想外のことに使い、「お知らせいたします」のような意志の文は続きません。
41インターネットの普及によって、人々の買い物のしかたは大きく変わり( )。
- 1かねる
- 2つつある
- 3ようがない
- 4がたい
答えと解説
答え: 2 つつある
「Vます形+つつある」は、変化が今まさに進んでいることを表す書き言葉です。「変わりつつある」は「だんだん変わってきている」という意味です。「かねる」は「〜できない」、「ようがない」は「〜する方法がない」、「がたい」は「〜するのが難しい」という意味で、「普及によって大きく」という内容と合いません。
42かさを持たずに出かけた日( )、帰りに雨に降られる。
- 1にしては
- 2に応じて
- 3に限って
- 4にかけては
答えと解説
答え: 3 に限って
「〜に限って」は「ちょうどそういう時だけ、運悪く困ることが起きる」という不満の気持ちを表します。「にしては」は「〜から予想されることと違って」、「に応じて」は「〜に合わせて」、「にかけては」は「〜の分野では(だれにも負けない)」という意味なので、ここには合いません。
43(美術館の受付で)
客「すみません、特別展はどこでやっていますか。」
係員「2階でございます。特別展を( )お客様は、あちらの窓口で専用のチケットをお求めください。」
- 1拝見する
- 2お目にかかる
- 3お見えになる
- 4ご覧になる
答えと解説
答え: 4 ご覧になる
客が「見る」のですから、尊敬語の「ご覧になる」を使います。「拝見する」は自分が見るときの謙譲語なので、客の動作には使えません。「お目にかかる」は「会う」の謙譲語、「お見えになる」は「来る」の尊敬語で、どちらも「特別展を」とつながりません。
44A「この資料の整理、今日中に終わるかな。」
B「こんなにあるんだから、二人だけじゃ( )よ。だれかに手伝ってもらおう。」
- 1終わりっこない
- 2終わるに決まっている
- 3終わるところだ
- 4終わったものだ
答えと解説
答え: 1 終わりっこない
「Vます形+っこない」は「絶対に〜ない・〜するはずがない」という強い否定で、親しい人との会話で使います。B は「手伝ってもらおう」と言っているので、「二人だけでは終わらない」と考えています。「終わるに決まっている」は「必ず終わる」、「終わるところだ」は「もうすぐ終わる」という意味で反対になります。「終わったものだ」は昔を思い出す言い方です。
問題8 文の組み立て
次の文の★に入る最もよいものを、1・2・3・4から一つ選びなさい。
45この番組は、__ __ _★_ __ いる。
- 1作られて
- 2意見を
- 3もとに
- 4視聴者から寄せられた
答えと解説
答え: 3 もとに
正しい順番は 4→2→3→1 で、「この番組は、視聴者から寄せられた意見をもとに作られている。」となります。「N をもとに」は「N を材料・土台にして」という意味です。「いる」の前には「作られて」しか入りません。
46すぐに __ __ _★_ __ 、毎日練習を続けることが大切だ。
- 1かどうかは
- 2ともかく
- 3出る
- 4結果が
答えと解説
答え: 1 かどうかは
正しい順番は 4→3→1→2 で、「すぐに結果が出るかどうかはともかく、毎日練習を続けることが大切だ。」となります。「〜はともかく」は「〜は今は問題にしないで」という意味で、「〜かどうかは」の後に続きます。
47あなたの __ __ _★_ __ 、あえて厳しいことを言うのです。
- 1将来を
- 2からこそ
- 3心配して
- 4いる
答えと解説
答え: 4 いる
正しい順番は 1→3→4→2 で、「あなたの将来を心配しているからこそ、あえて厳しいことを言うのです。」となります。「〜からこそ」は理由を強調して「まさに〜だから」という意味です。「あなたの」の後には名詞の「将来」が続き、「心配して」の後には「いる」が続きます。
48駅まで歩いて __ _★_ __ __ かかる。
- 130分以上は
- 2ことはない
- 3行けない
- 4が
答えと解説
答え: 2 ことはない
正しい順番は 3→2→4→1 で、「駅まで歩いて行けないことはないが30分以上はかかる。」となります。「〜ないことはない」は「できないわけではない(が、あまり積極的には言えない)」という消極的な肯定です。
49試験の日が __ __ _★_ __ きた。
- 1緊張が
- 2高まって
- 3近づく
- 4につれて
答えと解説
答え: 1 緊張が
正しい順番は 3→4→1→2 で、「試験の日が近づくにつれて緊張が高まってきた。」となります。「V辞書形+につれて」は「一方が変化すると、もう一方もだんだん変化する」という意味です。「きた」の前には「高まって」が入ります。
問題9 文章の文法
次の文章を読んで、文章全体の内容を考えて、【番号】の中に入る最もよいものを、1・2・3・4から一つ選びなさい。
半年ほど前から、毎朝五時に起きる生活を続けている。きっかけは、残業が続いて疲れがたまり、休日も昼まで寝てしまう自分が嫌になったことだった。
最初の一週間は、とにかく眠くてつらかった。目覚まし時計を三つも用意して、どうにか布団から出るという毎日だった。それでも我慢して続けているうちに、体が少しずつ慣れてきた。1、それまで気づかなかったことが見えてくるようになった。
早朝の町は静かで、空気も澄んでいる。近所を散歩していると、新聞を配る人や、店の前を掃除する人に出会う。毎日顔を合わせるうちに、自然とあいさつを交わすようになった人もいる。自分が寝ている間にも、町はこうして動いていたのだ。2当たり前のことに、私は三十歳を過ぎて初めて気がついた。
出勤前の二時間は、だれにも邪魔されない貴重な時間でもある。夜なら三時間かかっていた資格の勉強が、朝は二時間で済んでしまう。頭が疲れていないうちに、大事なことを先に片づける。これこそ、時間の上手な使い方3。
もちろん、早起きがだれにでも合うとは思わない。夜のほうが集中できるという人もいるだろう。ただ、たとえ三日で4、一度試してみる価値はあるのではないだろうか。私自身、あと十年早く始めていればよかったと、今になって5。
501
- 1それなのに
- 2それとも
- 3すると
- 4なぜなら
答えと解説
答え: 3 すると
前の文「体が少しずつ慣れてきた」の後に、その結果として起きたこと(気づかなかったことが見えてきた)が続くので、「すると」が入ります。「それなのに」は逆接、「それとも」は二つから選ぶとき、「なぜなら」は理由を述べるときに使うので合いません。
512
- 1あんな
- 2そんな
- 3どんな
- 4どういう
答えと解説
答え: 2 そんな
すぐ前の文「自分が寝ている間にも、町はこうして動いていた」という内容を指すので、「そんな」を使います。文章の中で直前に書いたことを指すときは「そ」の形です。「あんな」は書き手と読み手が両方知っている遠いことを指すので合いません。「どんな」「どういう」は疑問の言葉で、この文は質問ではありません。
523
- 1というものだ
- 2とのことだ
- 3というわけではない
- 4にすぎない
答えと解説
答え: 1 というものだ
「〜というものだ」は「それこそが本当の〜だ」という話し手の強い判断を表し、「これこそ」とよく合います。「とのことだ」は人から聞いた話を伝える表現ですが、ここは筆者自身の経験です。「というわけではない」は否定、「にすぎない」は「ただ〜だけだ」と低く評価する言い方で、朝の時間をほめている文脈に合いません。
534
- 1やめてしまった以上
- 2やめてしまったとたん
- 3やめてしまったあげく
- 4やめてしまったとしても
答えと解説
答え: 4 やめてしまったとしても
前に「たとえ」があるので、「たとえ〜としても(もし〜の場合でも)」の形になります。「三日でやめることになっても、試す価値はある」という意味です。「以上」は「〜のだから当然」、「とたん」は「〜した瞬間に」、「あげく」は「いろいろ〜した結果、残念なことに」という意味で、「たとえ」とは一緒に使えません。
545
- 1思うわけにはいかない
- 2思ってはならない
- 3思えてならない
- 4思えるはずがない
答えと解説
答え: 3 思えてならない
「〜てならない」は、ある気持ちが自然にわいてきて抑えられないことを表します。「よかったと思えてならない」は「どうしてもそう思ってしまう」という意味です。筆者は早起きをすすめているので、「思うわけにはいかない(思うことはできない)」「思ってはならない(思ってはいけない)」「思えるはずがない」という否定の意味は合いません。
読解
問題10 内容理解(短文)
次の文章を読んで、後の問いに対する答えとして最もよいものを、1・2・3・4から一つ選びなさい。
北山オフィス株式会社
総務部 佐藤様
いつもお世話になっております。みなみ家具の田中でございます。
今月20日に納品予定のグレーの会議用いす30脚ですが、工場での生産が遅れており、納品が27日になる見込みでございます。ご迷惑をおかけし、誠に申し訳ございません。
なお、20日にどうしても必要な場合は、同じ型で色が黒のものでしたら、予定どおりお届けできます。ご希望の際は、15日までにメールでお知らせください。ご連絡がない場合は、ご注文の品を27日にお届けいたします。
5520日にいすが必要な場合、佐藤さんはどうしなければならないか。
- 127日までに、注文を取り消すことをメールで伝える。
- 215日までに、27日の納品でよいことをメールで伝える。
- 315日までに、黒いいすを希望することをメールで伝える。
- 420日までに、同じ型のいすを改めてメールで注文する。
答えと解説
答え: 3 15日までに、黒いいすを希望することをメールで伝える。
「20日にどうしても必要な場合は、同じ型で色が黒のものでしたら、予定どおりお届けできます。ご希望の際は、15日までにメールでお知らせください」とあります。ですから、15日までに黒いいすを希望するとメールで伝えます。27日の納品でよい場合は連絡がいらないので、2は合いません。注文の取り消しや注文のし直しについては書かれていません。
大学に入学したとき、祖父から古い腕時計をもらった。毎朝ねじを巻かなければ止まってしまうし、一日に一、二分は遅れる。正確さでは、携帯電話の時計にとてもかなわない。
それでも私は、この時計を毎日つけている。朝、ねじを巻きながら、今日は何をしようかと考える。その短い時間が、あわただしい一日の始まりに落ち着きを与えてくれるのだ。祖父の思い出の品だからだろう、とよく言われる。しかし、手放せないのは、そのためというより、毎朝のこの時間を失いたくないからである。
56筆者がこの腕時計を使い続けているのは、なぜか。
- 1ねじを巻く時間が、一日の始まりに気持ちを落ち着かせてくれるから。
- 2祖父の思い出の品なので、大事にしなければならないと思っているから。
- 3携帯電話の時計より、古い腕時計のほうが時間が正確だと感じるから。
- 4毎朝ねじを巻かないと、祖父にもらった時計が止まってしまうから。
答えと解説
答え: 1 ねじを巻く時間が、一日の始まりに気持ちを落ち着かせてくれるから。
ねじを巻く「その短い時間が、あわただしい一日の始まりに落ち着きを与えてくれる」とあり、最後に「毎朝のこの時間を失いたくないからである」と書かれています。祖父の思い出の品だからというのは周りの人の考えで、筆者は「そのためというより」と言っています。時計は正確ではないので、3は本文と合いません。4は時計の性質で、使い続ける理由ではありません。
昼食の後に眠くなるのは、自然な現象である。最近は、午後の仕事の能率を上げるために、短い昼寝を勧める会社も増えてきた。ただし、長く寝ればいいというものではない。30分以上眠ると深い眠りに入ってしまい、起きた後もしばらく頭がぼんやりして、かえって能率が下がる。昼寝は15分から20分程度で切り上げることが肝心だ。また、横になるよりも、いすに座ったまま目を閉じるほうが、寝すぎを防げる。夜の睡眠に影響しないよう、午後3時までに済ませることも忘れないようにしたい。
57筆者によると、効果的な昼寝のしかたはどれか。
- 1眠くなる前に、昼食の後すぐ横になって休む。
- 2深い眠りに入れるように、30分以上続けて眠る。
- 3夜によく眠れるように、午後3時を過ぎてから眠る。
- 4深く眠ってしまわないように、20分ほどで起きる。
答えと解説
答え: 4 深く眠ってしまわないように、20分ほどで起きる。
「30分以上眠ると深い眠りに入ってしまい…かえって能率が下がる。昼寝は15分から20分程度で切り上げることが肝心だ」とあります。横になるより座ったままのほうがいい、午後3時までに済ませる、と書かれているので、1と3は本文と逆です。2も、深い眠りに入らないほうがいいという本文の内容と逆です。
メモは忘れないために取るものだと考える人が多い。だが、記録を残すだけなら、今は録音や写真で済む。それでも私が手で書くことにこだわるのは、書くという作業が、聞いた内容を自分の頭で整理することにほかならないからだ。話をすべて書き取ることはできないので、何が大事かをその場で判断し、自分の言葉に直して書くことになる。つまり、メモを取るとは、情報を選び、理解することなのである。あとで読み返さなかったとしても、書いた時点で、メモの役割の半分以上は果たされていると思う。
58筆者の考えに合うのはどれか。
- 1メモは、あとで読み返して内容を思い出してこそ、役に立つものである。
- 2メモを取ることの意味は、書きながら内容を整理し、理解する点にある。
- 3メモより録音や写真のほうが、内容を正確に残せるので、すぐれている。
- 4メモを取るときは、話の内容をできるだけ全部書き取ることが大切である。
答えと解説
答え: 2 メモを取ることの意味は、書きながら内容を整理し、理解する点にある。
筆者は「書くという作業が、聞いた内容を自分の頭で整理することにほかならない」「メモを取るとは、情報を選び、理解することなのである」と述べています。「あとで読み返さなかったとしても…役割の半分以上は果たされている」とあるので、1は合いません。録音や写真のほうがすぐれているとは言っていません。話をすべて書き取ることはできないと書かれているので、4も違います。
エレベーター点検のお知らせ
住民の皆様へ
エレベーターの定期点検を行います。
- 日時:6月12日(木)午前10時〜正午
- 対象:1号機・2号機(2台とも停止します)
点検中は階段をご利用ください。階段のご利用が難しい方で、この時間に外出のご予定がある場合は、前日までに管理人室にお申し出ください。係員がお手伝いいたします。
なお、作業の状況により、終了時刻が前後することがあります。「点検中」の札が外されるまでは、ボタンを押さないでください。
みどりマンション管理組合
59このお知らせによると、住民が注意しなければならないことはどれか。
- 1点検の日は、午前10時から正午まで外出してはいけない。
- 2点検中に階段を使う人は、前日までに管理人室に申し出る。
- 3正午を過ぎても、「点検中」の札があるうちはボタンを押さない。
- 4点検中は1台しか動かないので、時間に余裕を持って利用する。
答えと解説
答え: 3 正午を過ぎても、「点検中」の札があるうちはボタンを押さない。
「終了時刻が前後することがあります。『点検中』の札が外されるまでは、ボタンを押さないでください」とあります。ですから、正午を過ぎても札があるあいだは押してはいけません。外出は禁止されておらず、階段を使えばいいので1は違います。管理人室に申し出るのは階段の利用が難しい人だけです。エレベーターは2台とも止まるので、4も合いません。
問題11 内容理解(中文)
次の文章を読んで、後の問いに対する答えとして最もよいものを、1・2・3・4から一つ選びなさい。
入社して五年目の春、初めて新人の指導を任された。相手は、大学を出たばかりの森さんである。私は張り切って、自分が毎日している作業の手順を一つ一つ説明した。ところが、森さんは説明のたびに「どうしてこの順番なんですか」「この書類は何のために作るんですか」と聞いてくる。私は①答えに詰まってしまった。手順は体が覚えていたが、その理由など一度も考えたことがなかったからだ。
その晩、古い資料を調べたり、先輩に尋ねたりして、ようやく一つ一つの作業の目的がわかった。中には、今ではもう必要のなくなった作業まであった。森さんに聞かれなければ、私はこれからもずっと、意味のないことを続けていたに違いない。
それ以来、私は②教え方を変えた。まず「何のためにするのか」を話し、そのあとで手順を説明する。すると、森さんは自分で考えて工夫するようになり、やがて私の思いつかなかった方法を提案してくれるまでになった。
教えるという行為は、知っていることを相手に渡すだけの一方的なものだと思っていた。しかし実際には、教える側が自分の理解のあいまいさに気づかされ、学び直すことになる。この一年でいちばん成長したのは、森さんではなく、私のほうだったのかもしれない。
60①「答えに詰まってしまった」とあるが、なぜか。
- 1森さんの質問が多すぎて、説明する時間が足りなくなったから。
- 2作業の手順は覚えていたが、その理由を考えたことがなかったから。
- 3新人を指導するのが初めてで、何を教えればいいかわからなかったから。
- 4必要のない作業を続けていることを、森さんに注意されたから。
答えと解説
答え: 2 作業の手順は覚えていたが、その理由を考えたことがなかったから。
すぐ後に「手順は体が覚えていたが、その理由など一度も考えたことがなかったからだ」と理由が書かれています。時間が足りなかったとは書かれていません。筆者は手順を一つ一つ説明しているので、何を教えるかはわかっていました。必要のない作業があると気づいたのは、その晩に自分で調べた後のことで、森さんに注意されたのではありません。
61②「教え方を変えた」とあるが、どのように変えたか。
- 1手順を説明する前に、新人に自分でやり方を考えさせるようにした。
- 2作業の手順を、以前よりも一つ一つ細かく説明するようにした。
- 3必要のなくなった作業を除いて、大事な手順だけを教えるようにした。
- 4作業の目的を先に伝えてから、手順を説明するようにした。
答えと解説
答え: 4 作業の目的を先に伝えてから、手順を説明するようにした。
「まず『何のためにするのか』を話し、そのあとで手順を説明する」とあります。つまり、目的を先に伝えるようにしました。森さんが自分で考えて工夫するようになったのは、教え方を変えた結果で、筆者がそうさせたのではありません。細かく説明する、作業を除いて教える、ということは書かれていません。
62筆者は、教えることについてどのように考えているか。
- 1教える側が自分の理解の不十分さに気づき、学び直す機会になる。
- 2知っていることを相手に正確に渡す、一方的な行為である。
- 3教えられる側の成長を見ることが、教える側の喜びになる。
- 4経験の長い人ほど、新人にわかりやすく教えることができる。
答えと解説
答え: 1 教える側が自分の理解の不十分さに気づき、学び直す機会になる。
最後の段落に「教える側が自分の理解のあいまいさに気づかされ、学び直すことになる」とあります。「一方的なものだと思っていた」は以前の考えで、「しかし実際には」と否定されています。喜びや経験の長さについては、本文では述べられていません。
日本の駅では、電車が発車するときに短い音楽が流れることが多い。「発車メロディー」と呼ばれるものだが、かつては大きなベルの音が使われていた。ベルは発車を確実に知らせることができる。しかし、その鋭い音は乗客を必要以上に急がせ、①かえって危険だという指摘があった。あわてて、閉まりかけたドアに駆け込む人が後を絶たなかったのである。
そこで考え出されたのが、穏やかな曲で発車を知らせる方法だ。メロディーは人をあわてさせにくく、曲の終わりが近づくと「もうすぐドアが閉まる」と自然にわかる。メロディーに変えてから、駆け込み乗車が減ったという駅もあるそうだ。
発車メロディーには、②もう一つの役割もある。駅ごとに違う曲を使えば、車内でうとうとしていても、曲を聞いただけで今どの駅にいるのかがわかる。また、同じ駅でもホームごとに曲を変えておけば、目の不自由な人にとって、どのホームの電車が出るのかを知る手がかりになる。最近では、その土地と関係の深い曲を採用して、町の宣伝に役立てようとする駅も増えてきた。
わずか数秒の音楽だが、そこには安全への配慮と、利用者に対する細かい心づかいが込められているのである。
63①「かえって危険だ」とあるが、何が危険なのか。
- 1ベルの音が小さくて、発車に気づかない乗客がいること
- 2ベルの音が大きすぎて、駅の放送が聞こえなくなること
- 3ベルの音に急がされて、無理に乗ろうとする乗客がいること
- 4ベルの音に驚いて、ホームで転んでしまう乗客がいること
答えと解説
答え: 3 ベルの音に急がされて、無理に乗ろうとする乗客がいること
「その鋭い音は乗客を必要以上に急がせ」「あわてて、閉まりかけたドアに駆け込む人が後を絶たなかった」とあります。危険なのは、急がされた人が無理に乗ろうとすることです。ベルは「発車を確実に知らせることができる」ので、1は合いません。放送が聞こえないことや、転ぶことは書かれていません。
64②「もう一つの役割」とは何か。
- 1曲の違いによって、駅やホームがわかるようにすること
- 2曲の終わりによって、ドアが閉まる時を知らせること
- 3穏やかな曲によって、乗客をあわてさせないようにすること
- 4有名な曲によって、電車を利用する人を増やすこと
答えと解説
答え: 1 曲の違いによって、駅やホームがわかるようにすること
②のすぐ後に、駅ごとに曲を変えれば「今どの駅にいるのかがわかる」、ホームごとに変えれば「どのホームの電車が出るのかを知る手がかりになる」と説明されています。2と3は、前の段落で述べられた最初の役割(安全に発車を知らせること)です。電車の利用者を増やすことは書かれていません。
65この文章の内容に合うものはどれか。
- 1発車メロディーは、ベルよりも確実に発車を知らせるために作られた。
- 2発車メロディーは、どの駅でも同じ曲を使うことで安全を守っている。
- 3発車メロディーは、町の宣伝を目的として使われ始めたものである。
- 4発車メロディーには、安全と利用者の便利さの両方への配慮がある。
答えと解説
答え: 4 発車メロディーには、安全と利用者の便利さの両方への配慮がある。
最後に「そこには安全への配慮と、利用者に対する細かい心づかいが込められている」とあります。メロディーは乗客をあわてさせないために考え出されたもので、確実さのためではありません。駅ごとに違う曲を使うと書かれているので、2は逆です。町の宣伝は「最近」の例で、使われ始めた目的ではありません。
「空はなぜ青いの」「どうして夜になると眠くなるの」。幼い子どもは、一日に何十回も「なぜ」を口にする。忙しい大人にとっては面倒なもので、つい「そういうものなの」「大きくなったらわかるよ」と片づけてしまいがちだ。しかし、①こうした返事を繰り返していると、子どもは「聞いても無駄だ」と感じ、やがて疑問を持つこと自体をやめてしまうおそれがある。
では、正しい答えをすぐに教えればよいのかというと、②それも少し違うと私は思う。答えを与えられた子どもは、その場では満足するが、そこで考えるのをやめてしまう。大切なのは知識そのものより、不思議だと思ったことを自分で確かめようとする姿勢のほうだ。
そこで勧めたいのが、「あなたはどう思う?」と問い返すことである。子どもの答えが間違っていてもかまわない。「おもしろい考えだね。じゃあ、一緒に調べてみようか」と言って図鑑を開いたり、実際に試してみたりすればよい。大人が答えを知らないときは、知らないと正直に言えばいい。大人にも知らないことがあり、それを調べるのは楽しいことだと伝わるからだ。
子どもの「なぜ」は、答えを求める声である以上に、一緒に考えてほしいという呼びかけなのである。
66①「こうした返事」とあるが、どのような返事か。
- 1子どもの質問に、正しい答えをすぐに教える返事
- 2子どもの質問に、きちんと答えないで済ませる返事
- 3子どもの質問に、どう思うかと問い返す返事
- 4子どもの質問に、知らないと正直に言う返事
答えと解説
答え: 2 子どもの質問に、きちんと答えないで済ませる返事
「こうした返事」は、直前の「そういうものなの」「大きくなったらわかるよ」と「片づけてしまう」返事を指しています。つまり、質問にきちんと答えないで終わらせる返事です。1は第2段落、3と4は第3段落に出てくる別の答え方です。
67②「それも少し違う」とあるが、筆者がそう考えるのはなぜか。
- 1子どもは、正しい答えを聞いても理解できないことが多いから。
- 2大人が教える答えは、いつも正しいとは限らないから。
- 3答えをもらった子どもは、そこで考えるのをやめてしまうから。
- 4答えを知った子どもは、さらに多くの質問をするようになるから。
答えと解説
答え: 3 答えをもらった子どもは、そこで考えるのをやめてしまうから。
すぐ後に「答えを与えられた子どもは、その場では満足するが、そこで考えるのをやめてしまう」とあります。筆者は、知識より「自分で確かめようとする姿勢」が大切だと考えています。子どもが理解できない、大人の答えが正しくない、質問が増える、ということは本文に書かれていません。
68子どもの「なぜ」に対して、大人はどうすればいいと筆者は考えているか。
- 1子どもの考えを聞いて、答えを一緒に探すようにする。
- 2子どもが自分で調べるまで、何も言わずに待つようにする。
- 3子どもが間違えないように、先に図鑑で答えを見せる。
- 4子どもが満足するまで、大人が詳しく説明するようにする。
答えと解説
答え: 1 子どもの考えを聞いて、答えを一緒に探すようにする。
第3段落で、筆者は「『あなたはどう思う?』と問い返すこと」を勧め、「一緒に調べてみようか」と図鑑を開いたり試したりすればよいと述べています。最後にも「一緒に考えてほしいという呼びかけ」とあります。何も言わずに待つことは勧めていません。子どもの答えは「間違っていてもかまわない」ので、3も合いません。4は、答えをすぐ教えることと同じで、筆者の考えと違います。
問題12 統合理解
次のAとBの文章を読んで、後の問いに対する答えとして最もよいものを、1・2・3・4から一つ選びなさい。
A
在宅勤務を始めて二年になる。最も大きな変化は、往復二時間の通勤がなくなったことだ。満員電車で疲れることもなく、その時間を睡眠や家族との食事に回せるようになった。仕事の面でも利点は大きい。職場では、電話が鳴ったり同僚に話しかけられたりして、作業がたびたび中断された。自宅ではそうしたことがなく、資料作りなど一人でする仕事は、以前よりずっと速く進む。もちろん、同僚と顔を合わせる機会が減り、ちょっとした相談がしにくくなったのは事実である。しかし、それは週に何度かオンラインで話す時間を設ければ、十分に補える問題だと思う。私は、これからもこの働き方を続けたい。
B
在宅勤務が広がり、通勤の負担が減ったと喜ぶ声をよく聞く。確かに、一人で集中したい作業には自宅のほうが向いているだろう。だが、私はこの働き方に物足りなさを感じている。職場にいたころは、廊下で会った同僚との立ち話や、昼食のときの雑談から、新しい企画の種が生まれることがよくあった。目的のない会話の中にこそ、思いがけない発想が隠れているのだ。オンラインの会議は、決められた議題を話し合うには便利だが、用件が済めばすぐに終わってしまい、話が横道にそれる(注)余裕がない。効率だけを考えれば在宅勤務は優れているが、それによって失われるものにも目を向けるべきではないだろうか。
(注)横道にそれる:話が本来の内容から離れる
69AとBのどちらにも書かれていることは何か。
- 1在宅勤務をすると、家族と過ごす時間が増える。
- 2在宅勤務をすると、新しい発想が生まれにくくなる。
- 3オンラインの会議は、用件が済むとすぐに終わる。
- 4一人でする作業には、職場より自宅のほうが適している。
答えと解説
答え: 4 一人でする作業には、職場より自宅のほうが適している。
Aには「自宅では…一人でする仕事は、以前よりずっと速く進む」、Bには「一人で集中したい作業には自宅のほうが向いているだろう」とあり、どちらも同じことを認めています。家族との時間はAだけ、発想が生まれにくいことと、オンラインの会議がすぐ終わることはBだけに書かれています。
70同僚と話す機会が減ることについて、AとBはどのように述べているか。
- 1AもBも、オンラインで話す時間を作れば十分に解決できると述べている。
- 2Aはオンラインで補えると述べ、Bはオンラインでは補えないものがあると述べている。
- 3Aは仕事には全く影響がないと述べ、Bは仕事の効率が下がると述べている。
- 4AもBも、在宅勤務の大きな問題であり、職場に戻るべきだと述べている。
答えと解説
答え: 2 Aはオンラインで補えると述べ、Bはオンラインでは補えないものがあると述べている。
Aは「オンラインで話す時間を設ければ、十分に補える問題だ」と述べています。Bは、オンラインの会議は「話が横道にそれる余裕がない」ので、雑談から生まれる発想が失われると考えています。Aは「相談がしにくくなったのは事実」と認めているので、影響が全くないとは言っていません。Bは効率の面では在宅勤務が優れていると述べています。どちらも、職場に戻るべきだとは書いていません。
問題13 内容理解(長文)
次の文章を読んで、後の問いに対する答えとして最もよいものを、1・2・3・4から一つ選びなさい。
「あの人は聞き上手だ」と言われる人がいる。聞き上手というと、相手の話に上手に質問をはさみ、会話を盛り上げる人を思い浮かべるかもしれない。しかし、私の考える聞き上手は、①それとは少し違う。
以前、仕事のことで悩んでいたとき、二人の友人に相談したことがある。一人は、私が話し始めるとすぐに「それはこうすればいいよ」「私にも同じ経験があってね」と、次々に言葉を返してくれた。親切な助言だったし、役に立つ情報もあった。それなのに、帰り道、私はなぜか話す前よりも疲れていた。
もう一人の友人は、ほとんど何も言わなかった。私が言葉を探して黙り込んでも、急がせることなく、ただ待っていてくれた。そして時々、「そうか」「それは大変だったね」と短く言うだけだった。ところが不思議なことに、話しているうちに、自分が本当は何に悩んでいるのかがはっきりしてきて、帰るころには、どうすべきかが自分で見えていたのである。
この経験から、私は②沈黙の持つ意味を考えるようになった。会話の途中で沈黙が生まれると、多くの人は気まずさを感じ、何か言って埋めようとする。しかし、話し手が黙るのは、話すことがなくなったからとは限らない。自分の気持ちにぴったり合う言葉を探していたり、言おうかどうか迷っていたりするのである。そこへ聞き手が言葉をはさむと、話し手の考えは途中で切れてしまう。沈黙を待つということは、相手に考える時間を贈ることなのだ。
あいづちについても同じことが言える。あいづちは「あなたの話を聞いていますよ」という合図であって、自分の意見を述べるためのものではない。短いあいづちがあるからこそ、話し手は安心して先を続けることができる。逆に、あいづちが長くなって聞き手自身の話に変わってしまうと、会話の主役が入れ替わってしまう。一人目の友人と話して私が疲れたのは、いつのまにか私のほうが聞き役になっていたからだろう。
人はだれかに悩みを話すとき、必ずしも答えを求めているわけではない。話しながら、自分の考えを整理したいのである。だとすれば、聞き上手とは、気のきいたことが言える人ではなく、相手が自分で答えにたどり着くまで、そばで静かに待てる人のことではないだろうか。
71①「それ」とは何を指しているか。
- 1質問をうまくはさんで、会話を盛り上げる人
- 2ほとんど何も言わずに、相手の話を聞く人
- 3自分の経験をもとに、役に立つ助言をする人
- 4相手の悩みを聞いて、答えを出してくれる人
答えと解説
答え: 1 質問をうまくはさんで、会話を盛り上げる人
「それ」は直前の文の「相手の話に上手に質問をはさみ、会話を盛り上げる人」を指しています。多くの人が思い浮かべる聞き上手のことで、筆者は自分の考えは「それとは少し違う」と言っています。2は筆者の考える聞き上手に近い人、3と4は後に出てくる一人目の友人のような人です。
72②「沈黙の持つ意味」について、筆者はどのように考えているか。
- 1沈黙は気まずいものなので、聞き手が何か言って埋めたほうがいい。
- 2沈黙は、話し手に話すことがなくなったことを示す合図である。
- 3沈黙は、聞き手が自分の意見をまとめるために必要な時間である。
- 4沈黙は、話し手が言葉を探したり迷ったりしている大事な時間である。
答えと解説
答え: 4 沈黙は、話し手が言葉を探したり迷ったりしている大事な時間である。
「話し手が黙るのは、話すことがなくなったからとは限らない。自分の気持ちにぴったり合う言葉を探していたり、言おうかどうか迷っていたりする」とあり、沈黙を待つことは「相手に考える時間を贈ること」だと述べています。1は「多くの人」の行動で、筆者はそれに反対しています。2は本文で否定されています。3は聞き手の時間になっているので合いません。
73筆者の考える「聞き上手」とは、どのような人か。
- 1相手の悩みに対して、適切な助言を短い言葉で与えられる人
- 2相手が自分で考えを整理できるように、急がせずに待てる人
- 3あいづちを全く打たずに、相手の話を最後まで黙って聞ける人
- 4自分の経験を話して、悩んでいる相手を安心させられる人
答えと解説
答え: 2 相手が自分で考えを整理できるように、急がせずに待てる人
最後の段落に「聞き上手とは、気のきいたことが言える人ではなく、相手が自分で答えにたどり着くまで、そばで静かに待てる人」とあります。筆者は、悩みを話す人は「答えを求めているわけではない」と述べているので、助言を与える1は合いません。短いあいづちは話し手を安心させると書かれているので、3も違います。4は一人目の友人のような聞き方です。
問題14 情報検索
次の案内を見て、後の問いに対する答えとして最もよいものを、1・2・3・4から一つ選びなさい。
みなと大学 来年度奨学金 募集案内
みなと大学では、来年度の奨学金を受ける学生を次のとおり募集します。希望する人は、学生課の窓口で申込書を受け取り、必要な書類をそろえて、締め切り日の午後5時までに窓口に提出してください。郵送やメールでの提出は受け付けません。
| 奨学金 | 対象 | 応募資格 | 金額(月額) | 締め切り |
|---|---|---|---|---|
| A 学業優秀奨学金 | 2〜4年生 | 前年度の成績の平均が3.5以上 | 5万円 | 4月18日 |
| B 生活支援奨学金 | 全学年 | 家庭の年収が400万円以下 | 4万円 | 4月25日 |
| C 留学生奨学金 | 全学年の留学生 | 前年度の成績の平均が2.5以上(1年生は成績の条件なし) | 3万円 | 4月25日 |
| D 地域活動奨学金 | 2〜4年生 | 地域でのボランティア活動を1年以上続けている | 2万円 | 5月9日 |
提出書類
- 申込書:応募者全員
- 成績証明書:AまたはCに応募する2年生以上の人
- 家庭の収入を証明する書類:Bに応募する人
- 活動先の団体が発行した活動証明書:Dに応募する人
- 指導教員の推薦書:AまたはDに応募する人
注意
- 留学生も、条件に合えばA・B・Dに応募できます。
- 二つ以上の奨学金に同時に応募することができますが、実際に受けられるのは一つだけです。
- 同時に応募する場合、申込書は奨学金ごとに1枚ずつ必要です。そのほかの書類で同じものは、1部でかまいません。
- 推薦書は、依頼してから受け取るまでに1週間ほどかかります。早めに指導教員に依頼してください。
- 書類が一つでも足りない場合は、受け付けできません。
- 結果は5月末に、大学のメールアドレスにお知らせします。
問い合わせ先:学生課 奨学金係(1号館1階、平日午前9時〜午後5時)
74リンさんは留学生で、この4月に2年生になる。前年度の成績の平均は3.2で、家庭の年収は600万円である。1年半前から、地域の日本語教室でボランティアを続けている。リンさんが応募できる奨学金はどれか。
- 1AとC
- 2BとD
- 3CとD
- 4Cだけ
答えと解説
答え: 3 CとD
リンさんの成績は3.2なので、3.5以上が必要なAには応募できませんが、2.5以上のCには応募できます。年収は600万円で400万円を超えているので、Bは対象外です。Dは2〜4年生で、ボランティアを1年以上続けている人が対象で、リンさんは1年半続けています。「注意」に留学生もDに応募できるとあるので、CとDの二つに応募できます。
75田中さんは3年生で、AとDの両方に応募したいと考えている。申込書のほかに、田中さんが用意しなければならないものはどれか。
- 1成績証明書と推薦書
- 2成績証明書と活動証明書
- 3収入を証明する書類と推薦書と活動証明書
- 4成績証明書と推薦書と活動証明書
答えと解説
答え: 4 成績証明書と推薦書と活動証明書
「提出書類」を見ると、Aに応募する2年生以上の人は成績証明書と推薦書、Dに応募する人は活動証明書と推薦書が必要です。ですから、申込書のほかに成績証明書・推薦書・活動証明書の三つを用意します。1は活動証明書が、2は推薦書が足りません。収入を証明する書類はBに応募する人だけが出すものです。
正答表
- 12
- 24
- 31
- 43
- 51
- 63
- 72
- 84
- 92
- 101
- 113
- 121
- 134
- 142
- 153
- 164
- 172
- 181
- 193
- 204
- 212
- 223
- 234
- 241
- 253
- 262
- 274
- 282
- 294
- 301
- 313
- 321
- 332
- 344
- 351
- 363
- 371
- 384
- 393
- 402
- 412
- 423
- 434
- 441
- 453
- 461
- 474
- 482
- 491
- 503
- 512
- 521
- 534
- 543
- 553
- 561
- 574
- 582
- 593
- 602
- 614
- 621
- 633
- 641
- 654
- 662
- 673
- 681
- 694
- 702
- 711
- 724
- 732
- 743
- 754
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