接続
- N + に限って
- N + に限り
説明
主な用法は三つです。①「〜時に限って」「〜日に限って」の形で、「よりによってその時だけ悪いことが起こる」という不満を表します。②「あの人に限って〜ない」の形で、「あの人は特別だから、そんなことはしないはずだ」という信頼を表します。③「〜に限り」は「〜だけ」という限定で、店のお知らせや案内などの硬い表現です。
例文
急いでいる 時に限って、バスがなかなか来ない。
傘を持ってこなかった 日に限って、雨が降る。
まじめな田中さん に限って、約束を忘れるはずがない。
本日に限り、すべての商品が半額です。
注意
①②の「に限って」は話し言葉でもよく使い、③の「に限り」はお知らせなど書き言葉的です。「に限らず」(〜だけでなく)と反対の意味なので注意しましょう。
関連する文法
ミニクイズ
1大事な試験の日( )、目覚まし時計が鳴らなかった。
答えと解説
答え: 2 に限って
「よりによって大事な日に、悪いことが起こった」という不満なので「に限って」です。「に限らず」は「〜だけでなく」で、意味が合いません。「にすぎず」「にとって」も文が成り立ちません。
2このクーポンは、初めて来店したお客様( )ご利用いただけます。二回目からは使えません。
答えと解説
答え: 3 に限り
二回目からは使えないので、「初めてのお客様だけ」という限定の「に限り」が正しいです。「に限らず」だと「初めての客以外も使える」という意味になり、後ろの文と合いません。
3きれい好きなリンさん( )、部屋を汚いままにしておくはずがない。
答えと解説
答え: 1 に限って
「人+に限って〜はずがない」で、「あの人は特別だから、そんなことはしない」という信頼を表します。ほかの選択肢では意味が通りません。