接続
- N + のことだから
説明
話し手(と聞き手)がよく知っている人の性格や行動のくせを根拠にして、「その人なら、きっと〜だろう」と推測するときに使います。後ろには「きっと〜だろう」「〜に違いない」「〜はずだ」「〜かもしれない」などの推量が来ます。良い評価にも悪い評価にも使えます。名詞の前に「まじめな」「いつも遅れる」などの説明がよく付きます。
例文
まじめな佐藤さんのことだから、約束の時間にはきっと来るだろう。
料理が好きなリンのことだから、今日もおいしいものを作ってくれるに違いない。
いつも寝坊するアリのことだから、また遅れてくるかもしれない。
時間に厳しい部長のことだから、会議は時間どおりに始まるはずだ。
注意
よく知らない人や、性格と関係のない名詞には使いません(×「初めて会った人のことだから」)。ただの理由の「Nだから」とは違います。
ミニクイズ
1優しい田中さん( )、きっと手伝ってくれるよ。
答えと解説
答え: 3 のことだから
田中さんの優しい性格から「きっと手伝ってくれる」と推測しているので「のことだから」です。
2「のことだから」の使い方が正しい文はどれですか。
答えと解説
答え: 2 旅行が好きなマリアのことだから、休みにはどこかへ出かけているだろう。
よく知っているマリアの性格(旅行が好き)から推測しているので2が正しいです。1はよく知らない人、3と4はただの理由なので「だから」を使います。
3心配ばかりしている母のことだから、今ごろ私に何度も電話を( )。
答えと解説
答え: 1 かけているだろう
「のことだから」の後ろには推量が来ます。依頼の「ください」、意志の「よう」、希望の「たい」は合いません。