接続
- V辞書形 + に堪えない(見る・聞く・読む など)
- N + に堪えない(感謝・感激・喜び など)
説明
用法は二つあります。①「見る・聞く・読む」などの辞書形について、内容がひどくて、とても〜していられない、という意味。「見るに堪えない」「聞くに堪えない」のように使い、強い批判の気持ちを表します。②「感謝・感激・喜び」などの名詞について、その気持ちをおさえきれないほど強く感じている、という意味。「感謝に堪えません」のように、あいさつやスピーチで使う丁寧でかたい表現です。
例文
二人の口げんかは、周りの人にとって 聞くに堪えないものだった。
長い間手入れされていない庭は荒れ果てて、見るに堪えない。
多くの方にご支援いただき、感謝に堪えません。
恩師から直接お祝いの言葉をいただき、感激に堪えない。
注意
肯定の「〜に堪える」は「〜する価値がある」という意味です(例:「鑑賞に堪える作品」)。①の用法で使う動詞は「見る・聞く・読む」などに限られます。
関連する文法
ミニクイズ
1その番組の内容はあまりにひどく、( )ものだった。
答えと解説
答え: 1 見るに堪えない
「あまりにひどく」とあるので、「ひどくて見ていられない」という意味の「見るに堪えない」が合います。「見るに足る」は「見る価値がある」で反対の意味です。3 と 4 は「必要がない」の意味で、文に合いません。
2皆様の温かいご支援に、( )に堪えません。
答えと解説
答え: 2 感謝
温かい支援を受けたので、「とても感謝している」という意味の「感謝に堪えません」が合います。「失望」は場面に合わず、「注意」「参加」は気持ちを表す名詞ではありません。
3彼の文章は誤りが多く、とても( )に堪えない。
答えと解説
答え: 4 読む
動詞につくときは辞書形なので「読むに堪えない」になります。