接続
- V辞書形 + なり
説明
「Aなり、B」は、ある人がAをするとすぐにBをしたことを表します。Bには、周りの人が驚くような、ふつうではない行動が来ることが多いです。AとBは同じ人の行動で、主に第三者のことを話すときに使い、自分のことにはあまり使いません。Bは過去の事実で、意志・命令・予定の文は来ません。
例文
息子は家に 帰るなり、自分の部屋に入ってしまった。
部長は報告書を 読むなり、顔を真っ赤にして怒り出した。
彼女は料理を一口 食べるなり、「おいしい」と叫んだ。
田中さんは電話に 出るなり、急いで部屋を出ていった。
注意
「部屋に入ったなり、出てこない」のような「Vた形 + なり」は「〜たまま(ずっと)」という別の意味です。また「Nなりに」(〜に合った程度で)も別の文型です。
関連する文法
ミニクイズ
1父は私の顔を( )なり、「何かあったのか」と聞いた。
答えと解説
答え: 4 見る
「すぐに」の意味の「なり」は動詞の辞書形につきます。「見たなり」は「見たまま」という別の意味になってしまいます。
2「〜なり」の使い方が正しい文はどれか。
答えと解説
答え: 3 兄は家に着くなり、冷蔵庫を開けて水を飲んだ。
「なり」は同じ人が続けてした過去の行動を表します。1は意志、2は依頼、4は予定で、4は主語も違うので使えません。
3彼は部屋に入ってくる( )、窓を全部開けた。
答えと解説
答え: 1 なり
部屋に入ってすぐに窓を開けた、という意味なので「なり」です。「限り」は条件・範囲、「わりに」は予想とのずれ、「以上」は理由・決意を表し、文に合いません。