接続
- N + ならいざしらず
- V普通形 + のならいざしらず
- N + はいざしらず
説明
「AならいざしらずB」は、「Aの場合なら仕方がない・ありえるかもしれないが、Bの場合はそうはいかない」という意味です。Aには特別な場合や極端な例(子ども、初心者、昔など)が来て、Bには「当然〜すべきだ」「〜のはおかしい」「〜はずがない」など、話し手の驚き・非難・強い判断が続きます。「いざしらず」は「(それについては)知らないが」という意味の古い言い方から来ています。
例文
子どもならいざしらず、大人がこんな簡単なルールを守れないのは困る。
初心者ならいざしらず、十年も働いている人がこのミスをするとは思わなかった。
知らなかったのならいざしらず、知っていて黙っていたのなら責任がある。
昔ならいざしらず、今はスマートフォンで何でもすぐに調べられる。
注意
後ろには話し手の強い判断や非難が来ることが多く、「〜ならいざしらず、〜も読める」のような単なる追加の意味には使いません(その場合は「〜はもちろん」)。かたい言い方です。
関連する文法
ミニクイズ
1旅行者( )、地元の人がこの道を知らないはずがない。
答えと解説
答え: 3 ならいざしらず
「旅行者なら知らなくても仕方がないが、地元の人は知っているはずだ」という意味なので「ならいざしらず」です。「ともなると」「だけあって」「にしては」では前後の意味がつながりません。
2「ならいざしらず」の使い方がいちばん正しい文はどれですか。
答えと解説
答え: 1 日曜日ならいざしらず、平日の朝にこんなに混むのはおかしい。
1は「日曜日なら混んでも分かるが、平日の朝に混むのはおかしい」という意味で正しいです。2と4は後ろに判断や非難がなく、3は「大人はもちろん」と言うべき文です。
3一年生ならいざしらず、四年生が図書館の場所を( )。
答えと解説
答え: 4 知らないのはおかしい
「一年生なら知らなくても仕方がないが、四年生は知っているべきだ」という流れなので、後ろには非難の「知らないのはおかしい」が来ます。1と3は一年生について言うべき内容、2は意味が逆です。