接続
- V普通形 + ところを
- いA + ところを
- なA + な + ところを
- N + の + ところを
説明
「ところを」には主に二つの用法があります。(1) 相手の状況を考えて「〜という時なのに(すみません/ありがとう)」と言う用法で、「お忙しいところを」「お休みのところを」のような丁寧なあいさつによく使います。「本来なら〜べきところを」のように、「本当は〜するはずなのに」という意味にもなります。(2) 「〜している場面を」という意味で、後ろに「見られる・見つかる・助けられる・起こされる」など、その場面に対して何かが起こる動詞が続きます。
例文
お忙しいところを来ていただき、ありがとうございます。
お休みのところを申し訳ありません。急ぎの連絡です。
本来なら直接お伺いすべきところを、メールで失礼いたします。
教室で居眠りをしているところを先生に見られてしまった。
注意
(1)の用法では「を」を省いて「お忙しいところ、ありがとうございます」とも言います。「ところに/ところへ」は「〜している時に別のことが起きる」、「ところを」は「その場面・状況に対して何かをする/される」という違いがあります。
ミニクイズ
1お疲れの( )、手伝っていただいて本当に助かりました。
答えと解説
答え: 2 ところを
相手が疲れている時なのに手伝ってくれたことへのお礼なので「ところを」です。「ところで」は話題を変える言い方、「ものの」「わりに」は感謝の文とつながりません。
2道で危ない( )、近くにいた人に助けてもらった。
答えと解説
答え: 3 ところを
「危ない場面を助けてもらった」という意味で、「ところを」の後に「助ける」が続く典型的な形です。「うえに」は追加、「あまり」は程度が大きすぎること、「くせに」は非難を表すので合いません。
3寝ている( )電話で起こされて、少し機嫌が悪い。
答えと解説
答え: 1 ところを
寝ている場面に対して「起こされた」ので「ところを」です。「ばかりに」は悪い結果の原因、「とたんに」はた形に付く、「ついでに」は別の用事をいっしょにすることを表します。