N1 文法 23/60

〜ところを

〜という時・状況なのに/〜している場面を

接続

  • V普通形 + ところを
  • いA + ところを
  • なA + な + ところを
  • N + の + ところを

説明

「ところを」には主に二つの用法があります。(1) 相手の状況を考えて「〜という時なのに(すみません/ありがとう)」と言う用法で、「お忙しいところを」「お休みのところを」のような丁寧なあいさつによく使います。「本来なら〜べきところを」のように、「本当は〜するはずなのに」という意味にもなります。(2) 「〜している場面を」という意味で、後ろに「見られる・見つかる・助けられる・起こされる」など、その場面に対して何かが起こる動詞が続きます。

例文

  • お忙いそがしいところを来きていただき、ありがとうございます。

  • お休やすみのところを申もうし訳わけありません。急いそぎの連絡れんらくです。

  • 本来ほんらいなら直接ちょくせつお伺うかがいすべきところを、メールで失礼しつれいいたします。

  • 教室きょうしつで居眠いねむりをしているところを先生せんせいに見みられてしまった。

注意

(1)の用法では「を」を省いて「お忙しいところ、ありがとうございます」とも言います。「ところに/ところへ」は「〜している時に別のことが起きる」、「ところを」は「その場面・状況に対して何かをする/される」という違いがあります。

ミニクイズ

1お疲つかれの(  )、手伝てつだっていただいて本当ほんとうに助たすかりました。

答えと解説

答え: 2 ところを

相手が疲れている時なのに手伝ってくれたことへのお礼なので「ところを」です。「ところで」は話題を変える言い方、「ものの」「わりに」は感謝の文とつながりません。

2道みちで危あぶない(  )、近ちかくにいた人ひとに助たすけてもらった。

答えと解説

答え: 3 ところを

「危ない場面を助けてもらった」という意味で、「ところを」の後に「助ける」が続く典型的な形です。「うえに」は追加、「あまり」は程度が大きすぎること、「くせに」は非難を表すので合いません。

3寝ねている(  )電話でんわで起おこされて、少すこし機嫌きげんが悪わるい。

答えと解説

答え: 1 ところを

寝ている場面に対して「起こされた」ので「ところを」です。「ばかりに」は悪い結果の原因、「とたんに」はた形に付く、「ついでに」は別の用事をいっしょにすることを表します。

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