N1 文法 21/60

〜をよそに

周りの心配・期待・反対などを気にしないで、関係なく

接続

  • N + をよそに

説明

「Nをよそに」は、周りの人の心配・期待・反対・不安などを気にかけず、それとは関係なく行動したり物事が進んだりすることを表します。Nには「心配」「反対」「期待」「不安」など、人の気持ちや周りの状況を表す名詞が来ます。話し手が少し批判的に、またはあきれて見ている場合が多いですが、「不況をよそに売り上げが伸びる」のように、周りの状況に影響されないという意味でも使います。書き言葉的な表現です。

例文

  • 親おやの心配しんぱいをよそに、弟おとうとは毎晩まいばん遅おそくまでゲームをしている。

  • 周囲しゅういの反対はんたいをよそに、彼女かのじょは会社かいしゃを辞やめて留学りゅうがくした。

  • 住民じゅうみんの不安ふあんをよそに、工事こうじは予定よてい通どおり進すすめられた。

  • 不景気ふけいきをよそに、この店みせの売うり上あげは伸のび続つづけている。

注意

話し手が自分の行動について「私は〜をよそに」と言うことはあまりなく、ふつうは他の人や物事の様子を述べるときに使います。「〜にもかかわらず」より、「気にかけない・無関心だ」という気持ちが強く出ます。

関連する文法

ミニクイズ

1家族かぞくの心配しんぱい(  )、父ちちは雨あめの中なかを釣つりに出でかけた。

答えと解説

答え: 1 をよそに

家族が心配しているのを気にしないで出かけた、という意味なので「をよそに」です。「をもとに」は基準・材料、「を通じて」は手段・期間、「をめぐって」は議論の対象を表すので合いません。

2周まわりの騒さわがしさ(  )、赤あかちゃんはぐっすり眠ねむっている。

答えと解説

答え: 2 をよそに

周りがうるさいのに、それとは関係なく眠っているので「をよそに」が合います。「をこめて」は気持ちを入れる、「をかねて」は別の目的もある、「をきっかけに」は始まりの原因を表します。

3「をよそに」の使つかい方かたがいちばん正ただしい文ぶんはどれですか。

答えと解説

答え: 3 町まちの人々ひとびとの期待きたいをよそに、新あたらしい駅えきの計画けいかくは中止ちゅうしになった。

3は、町の人が期待していたのに、それと関係なく計画が中止になったという意味で正しい使い方です。1・2・4は、Nを気にかけないという関係がなく、意味が通りません。

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