接続
- N + をよそに
説明
「Nをよそに」は、周りの人の心配・期待・反対・不安などを気にかけず、それとは関係なく行動したり物事が進んだりすることを表します。Nには「心配」「反対」「期待」「不安」など、人の気持ちや周りの状況を表す名詞が来ます。話し手が少し批判的に、またはあきれて見ている場合が多いですが、「不況をよそに売り上げが伸びる」のように、周りの状況に影響されないという意味でも使います。書き言葉的な表現です。
例文
親の心配をよそに、弟は毎晩遅くまでゲームをしている。
周囲の反対をよそに、彼女は会社を辞めて留学した。
住民の不安をよそに、工事は予定通り進められた。
不景気をよそに、この店の売り上げは伸び続けている。
注意
話し手が自分の行動について「私は〜をよそに」と言うことはあまりなく、ふつうは他の人や物事の様子を述べるときに使います。「〜にもかかわらず」より、「気にかけない・無関心だ」という気持ちが強く出ます。
関連する文法
ミニクイズ
1家族の心配( )、父は雨の中を釣りに出かけた。
答えと解説
答え: 1 をよそに
家族が心配しているのを気にしないで出かけた、という意味なので「をよそに」です。「をもとに」は基準・材料、「を通じて」は手段・期間、「をめぐって」は議論の対象を表すので合いません。
2周りの騒がしさ( )、赤ちゃんはぐっすり眠っている。
答えと解説
答え: 2 をよそに
周りがうるさいのに、それとは関係なく眠っているので「をよそに」が合います。「をこめて」は気持ちを入れる、「をかねて」は別の目的もある、「をきっかけに」は始まりの原因を表します。
3「をよそに」の使い方がいちばん正しい文はどれですか。
答えと解説
答え: 3 町の人々の期待をよそに、新しい駅の計画は中止になった。
3は、町の人が期待していたのに、それと関係なく計画が中止になったという意味で正しい使い方です。1・2・4は、Nを気にかけないという関係がなく、意味が通りません。