N2 5日目

お客さまの声

商品づくりと客の要望についてのことばを覚えます。「〜に応じて」「〜にこたえて」で、状況や相手の声に合わせて何かをすることを言えるようになります。

約25分 · ことば8語 · 文法 · 読む · クイズ

今日のことば

要望

ようぼう

request, demand

住民じゅうみんの要望ようぼうにこたえて、市しは公園こうえんのベンチを増ふやした。

期待

きたい

expectation, hope

両親りょうしんの期待きたいにこたえようと、毎日まいにち練習れんしゅうを続つづけた。

商品

しょうひん

product, goods

この店みせは毎月まいつき新あたらしい商品しょうひんが出でるので、行いくのが楽たのしみだ。

需要

じゅよう

demand (for goods)

暑あつい日ひが続つづいて、冷つめたい飲のみ物ものの需要じゅようが増ふえている。

注文

ちゅうもん

order (for goods or food)

注文ちゅうもんの数かずに応おうじて、料理りょうりを作つくる量りょうを決きめる。

対応する

たいおうする

to deal with, to respond to

店員てんいんは客きゃくの質問しつもんに丁寧ていねいに対応たいおうした。

柔軟

じゅうなん

flexible

予定よていが変かわっても、柔軟じゅうなんに考かんがえよう。

満足

まんぞく

satisfaction, satisfied

料理りょうりの味あじに、客きゃくはみんな満足まんぞくしていた。

今日の文法

〜に応じて

〜の変化・違いに合わせて(後ろも変わる)

接続
  • N + に応じて
  • N + に応じた + N

前の名詞(季節・年齢・能力・予算・距離など)が変わったり違ったりすると、それに合わせて後ろのことも変わる、という意味です。「必要に応じて」は「必要な時には、必要なだけ」という意味でよく使います。また「客の注文に応じて」のように、相手の求めや呼びかけに合わせて対応する意味もあります。名詞を修飾するときは「に応じた+名詞」になります。

例文

  • この店みせでは、季節きせつに応おうじてメニューを変かえている。

  • タクシーの料金りょうきんは、走はしった距離きょりに応おうじて高たかくなる。

くわしい説明とクイズ →

〜にこたえて

期待・要望・声援などを受けて、それに合うように

接続
  • N + にこたえて
  • N + にこたえる + N

期待・要望・声援・リクエストなど、人からの気持ちや願いを受けて、それが実現するように行動することを表します。漢字では「応えて」と書きます。前に来る名詞は、主に「期待」「要望」「声援」「リクエスト」「アンコール」など、人からの気持ちや願いを表す言葉です。「に応じて」は変化や違いに合わせることが中心ですが、「にこたえて」は相手の気持ちに報いようとする気持ちが強いです。

例文

  • ファンの声援せいえんに応こたえて、選手せんしゅは大おおきく手てを振ふった。

  • 客きゃくの要望ようぼうに応こたえて、その店みせは営業えいぎょう時間じかんを延のばした。

くわしい説明とクイズ →

読む

町のパン屋のねこパン

駅えきの近ちかくに、夫婦ふうふ二人ふたりでやっている小ちいさなパン屋やがある。

この店みせでは、季節きせつに応おうじてパンの種類しゅるいを変かえている。夏なつはさっぱりしたレモンのパン、冬ふゆは温あたたかいスープに合あうパンが人気にんきだ。

また、焼やく量りょうも、曜日ようびや注文ちゅうもんの数かずに応おうじて毎朝まいあさ決きめているそうだ。

店みせの入いり口ぐちには、「ご要望ようぼうをお書かきください」という小ちいさなノートが置おいてある。

店長てんちょうの佐藤さとうさんは毎晩まいばんこのノートを読よんで、お客きゃくさまの声こえにこたえて新あたらしい商品しょうひんを考かんがえている。

「一人ひとり暮ぐらしなので、半分はんぶんの大おおきさの食しょくパンがほしい」という要望ようぼうにこたえて作つくったミニ食しょくパンは、今いまでは一日いちにちに五十個ごじゅっこ売うれるそうだ。

佐藤さとうさんは、「需要じゅようがあるかどうかは、作つくってみないとわかりません。だから、柔軟じゅうなんに対応たいおうしたいんです」と話はなす。

ある日ひ、ノートに子こどもの字じで「ねこの形かたちのパンがあったらいいな」と書かいてあった。

佐藤さとうさんはその期待きたいにこたえようと、何度なんども練習れんしゅうして、ねこのパンを完成かんせいさせた。

ところが、焼やくたびに、ねこの顔かおが少すこしずつ違ちがってしまう。

それでもお客きゃくさまは「今日きょうはどんな顔かおかな」と楽たのしみにしていて、満足まんぞくそうに選えらんでいくそうだ。

失敗しっぱいだと思おもっていた顔かおの違ちがいが、かえって人気にんきの理由りゆうになったのである。

内容のかくにん

R1ミニ食しょくパンはどうして作つくられたのか。

答えと解説

答え: 3 半分はんぶんの大おおきさがいいという要望ようぼうがあったから

本文に「半分の大きさの食パンがほしい」という要望にこたえて作った、と書いてあります。店長の希望や練習のためではありません。

R2ねこのパンについて、本文ほんぶんの内容ないようと合あうものはどれか。

答えと解説

答え: 2 顔かおが少すこしずつ違ちがうことを、客きゃくが楽たのしんでいる。

焼くたびに顔が少しずつ違いますが、客は「今日はどんな顔かな」と楽しみにしています。今も売っていて、子どもの要望から作ったものです。

クイズ

1雨あめの日ひは、タクシーの(  )が増ふえる。

答えと解説

答え: 4 需要じゅよう

「需要」は、ある物やサービスを使いたい人の量です。雨の日はタクシーを使いたい人が増えます。ほかの語は「タクシーの〜が増える」と合いません。

2急きゅうな予定よていの変更へんこうにも、(  )に対応たいおうできる人ひとが必要ひつようだ。

答えと解説

答え: 1 柔軟じゅうなん

「柔軟に対応する」は、状況に合わせてやり方を変えられることです。「新鮮」「豊富」「有名」は「〜に対応する」と合いません。

3インターネットで本ほんを(  )したら、次つぎの日ひに届とどいた。

答えと解説

答え: 3 注文ちゅうもん

店に品物を頼むことを「注文する」と言います。本が次の日に届いたので、「注文」が合います。

4このジムでは、体力たいりょく(  )トレーニングのメニューを変かえられる。

答えと解説

答え: 2 に応おうじて

「〜に応じて」は、何かの違いや変化に合わせて、という意味です。「にこたえて」は要望や期待に対して使うので、「体力」とは使いません。

5ファンの声こえ(  )、歌手かしゅはもう一曲いっきょく歌うたった。

答えと解説

答え: 4 にこたえて

「〜にこたえて」は、人の声・要望・期待に対して、その気持ちに合う行動をすることです。「をめぐって」は議論や争い、「に際して」は何かをする機会を表します。

6「〜に応おうじて」の使つかい方かたが正ただしいものはどれか。

答えと解説

答え: 1 収入しゅうにゅうに応おうじて、毎月まいつき貯金ちょきんする金額きんがくを決きめている。

「収入に応じて」は、収入の多い少ないに合わせて、という意味で正しいです。ほかの文は、変化や違いに合わせるという意味になりません。

7お客さまの満足が、店にとっていちばん大切だ。

答えと解説

答え: 2 まんぞく

「満足」は「まんぞく」と読みます。「足」は「そく」ですが、この語では「ぞく」と濁ります。

8この店のしょうひんは全部手作りだ。

答えと解説

答え: 3 商品

売る品物は「商品」と書きます。「商」は「商売」「商店」の「しょう」です。

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