接続
- N + に対して
- N + に対する + N
- V普通形 + のに対して
- いA普通形 + のに対して
- なA + な + のに対して(過去は なA + だった + のに対して)
- N + な + のに対して(過去は N + だった + のに対して)
説明
用法は二つあります。①気持ち・態度・行動が向かう相手を示します(「客に対して丁寧に話す」)。名詞の前では「Nに対するN」になります。②「Aのに対して、Bは〜」のように、二つのことを比べて、違いや反対を示します(「兄は〜のに対して、弟は〜」)。文に付けるときは「のに対して」の形になります。
例文
店員は客 に対して いつも丁寧に話します。
学生の質問 に対して、先生は分かりやすく答えました。
兄は料理が好きな のに対して、弟は全然しません。
東京は人が多い のに対して、私の町はとても静かです。
注意
「について」は話のテーマ、「に対して」は向かう相手です。「先生について話す」は先生のことを話す、「先生に対して話す」は先生に向かって話す、という意味になります。
関連する文法
ミニクイズ
1田中さんはお年寄り( )いつも優しいです。
答えと解説
答え: 2 に対して
優しい気持ちや態度が向かう相手を示すので「に対して」です。「について」はテーマ、「によって」は手段や違い、「おかげで」は理由なので合いません。
2姉は明るい性格( )、妹は静かです。
答えと解説
答え: 3 なのに対して
二人の違いを比べる用法です。名詞「性格」に付けるときは「Nなのに対して」になります。「性格のに対して」「性格だに対して」は形が間違っています。
3子ども( )親の気持ちは、どこの国でも同じです。
答えと解説
答え: 1 に対する
後ろの「親の気持ち」という名詞を修飾するので「に対する」です。「に対して」「に対し」「について」は名詞の前に直接置けません。