N3 文法 22/60

〜に対して

①気持ちや行動が向かう相手を示す ②二つのことの違いを対比する

接続

  • N + に対して
  • N + に対する + N
  • V普通形 + のに対して
  • いA普通形 + のに対して
  • なA + な + のに対して(過去は なA + だった + のに対して)
  • N + な + のに対して(過去は N + だった + のに対して)

説明

用法ようほうは二ふたつあります。①気持きもち・態度たいど・行動こうどうが向むかう相手あいてを示しめします(「客きゃくに対たいして丁寧ていねいに話はなす」)。名詞めいしの前まえでは「Nに対たいするN」になります。②「Aのに対たいして、Bは〜」のように、二ふたつのことを比くらべて、違ちがいや反対はんたいを示しめします(「兄あには〜のに対たいして、弟おとうとは〜」)。文ぶんに付つけるときは「のに対たいして」の形かたちになります。

例文

  • 店員てんいんは客きゃく に対たいして いつも丁寧ていねいに話はなします。

  • 学生がくせいの質問しつもん に対たいして、先生せんせいは分わかりやすく答こたえました。

  • 兄あには料理りょうりが好すきな のに対たいして、弟おとうとは全然ぜんぜんしません。

  • 東京とうきょうは人ひとが多おおい のに対たいして、私わたしの町まちはとても静しずかです。

注意

「について」は話はなしのテーマ、「に対たいして」は向むかう相手あいてです。「先生せんせいについて話はなす」は先生せんせいのことを話はなす、「先生せんせいに対たいして話はなす」は先生せんせいに向むかって話はなす、という意味いみになります。

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ミニクイズ

1田中たなかさんはお年寄としより(  )いつも優やさしいです。

答えと解説

答え: 2 に対たいして

優やさしい気持きもちや態度たいどが向むかう相手あいてを示しめすので「に対たいして」です。「について」はテーマ、「によって」は手段しゅだんや違ちがい、「おかげで」は理由りゆうなので合あいません。

2姉あねは明あかるい性格せいかく(  )、妹いもうとは静しずかです。

答えと解説

答え: 3 なのに対たいして

二人ふたりの違ちがいを比くらべる用法ようほうです。名詞めいし「性格せいかく」に付つけるときは「Nなのに対たいして」になります。「性格せいかくのに対たいして」「性格せいかくだに対たいして」は形かたちが間違まちがっています。

3子こども(  )親おやの気持きもちは、どこの国くにでも同おなじです。

答えと解説

答え: 1 に対たいする

後うしろの「親おやの気持きもち」という名詞めいしを修飾しゅうしょくするので「に対たいする」です。「に対たいして」「に対たいし」「について」は名詞めいしの前まえに直接ちょくせつ置おけません。

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