接続
- Vない形(〜ない を取る) + ざるを得ない
- する → せざるを得ない
説明
状況や事情のために、本当はしたくない、または予定していなかったが、そうするしかないという意味です。ない形から「ない」を取って「ざるを得ない」を付けます(行かない→行かざるを得ない)。「する」は「せざるを得ない」になるので注意しましょう。「〜しかない」より硬い言い方で、書き言葉やビジネスの場面でよく使います。また「認めざるを得ない」のように、「(気持ちに反して)そう判断するしかない」という使い方もあります。
例文
部長に直接頼まれたら、引き受けざるを得ない。
大雨で電車が止まったので、旅行は中止せざるを得なかった。
毎日練習している姿を見ると、彼の努力は認めざるを得ない。
予算が足りないので、計画を見直さざるを得ない。
注意
自分の希望や楽しいことには使いません(✗ 好きな歌手のコンサートなので行かざるを得ない)。「しざるを得ない」は誤りで、「せざるを得ない」が正しい形です。
関連する文法
ミニクイズ
1熱が高いので、今日のアルバイトは休ま( )。
答えと解説
答え: 3 ざるを得ない
熱が高いという事情のため「休むしかない」という意味なので、「休まざるを得ない」が正しいです。「休まないことはない」は「休む可能性もある」という意味で、前の理由と合いません。
2上司の命令なので、来月の出張は( )。
答えと解説
答え: 1 せざるを得ない
「する」に付くときは「せざるを得ない」になります。「しざる」「さざる」「するざる」という形はありません。
3「ざるを得ない」の使い方が正しい文はどれですか。
答えと解説
答え: 4 誰も手伝ってくれないので、一人でやらざるを得ない。
4は「手伝ってくれる人がいない」という事情で「一人でやるしかない」という意味で正しいです。1・2・3は自分がしたいことなので、「ざるを得ない」は使えません。