接続
- V普通形 + というものではない
- いA + というものではない
- なA(+だ) + というものではない
- N(+だ) + というものではない
説明
世間でよく言われる考えや、相手の単純な考えに対して「いつもそうだとは限らない」と部分的に否定するときに使います。「〜ばいい」「〜ば〜」「〜さえ〜ば」などと一緒に使うことが多く、「安ければいいというものではない」のような形がよく出ます。全部を否定するのではなく、「それだけでは足りない」という気持ちです。「〜というものでもない」も同じ意味で、少し柔らかくなります。
例文
値段が安ければいいというものではない。品質も大切だ。
長い時間勉強すれば成績が上がるというものではない。
外国語は留学さえすれば話せるようになるというものではない。
有名なホテルだから必ず快適だというものではない。
注意
「〜わけではない」と意味が近いですが、「というものではない」は一般的な考えや主張を否定するときに使い、個人的な事実(✗ 私はコーヒーが好きというものではない)には使いません。
関連する文法
ミニクイズ
1料理は高い材料を使えばおいしくなる( )。作る人の腕も大切だ。
答えと解説
答え: 4 というものではない
後ろに「作る人の腕も大切だ」とあるので、「高い材料を使えばおいしくなる、とは限らない」という部分否定の「というものではない」が正しいです。「というものだ」では後ろの文と合いません。
2仕事は速ければいい( )。間違いがないことが一番だ。
答えと解説
答え: 2 というものではない
「速ければいい」という単純な考えを「必ずしもそうではない」と否定しているので「というものではない」が入ります。「というものだ」は後ろの文と反対の意味になり、「ものなら」「からこそ」は文の終わりに使えません。
3「というものではない」の使い方が正しい文はどれですか。
答えと解説
答え: 3 友達が多ければ幸せだというものではない。
3は「友達が多ければ幸せ」という一般的な考えを部分的に否定していて正しいです。1は予想、2は個人の好み、4は過去の事実なので、「というものではない」は使えません。