N2 文法 33/60

〜というものではない

必ずしも〜とは言えない

接続

  • V普通形 + というものではない
  • いA + というものではない
  • なA(+だ) + というものではない
  • N(+だ) + というものではない

説明

世間でよく言われる考えや、相手の単純な考えに対して「いつもそうだとは限らない」と部分的に否定するときに使います。「〜ばいい」「〜ば〜」「〜さえ〜ば」などと一緒に使うことが多く、「安ければいいというものではない」のような形がよく出ます。全部を否定するのではなく、「それだけでは足りない」という気持ちです。「〜というものでもない」も同じ意味で、少し柔らかくなります。

例文

  • 値段ねだんが安やすければいいというものではない。品質ひんしつも大切たいせつだ。

  • 長ながい時間じかん勉強べんきょうすれば成績せいせきが上あがるというものではない。

  • 外国語がいこくごは留学りゅうがくさえすれば話はなせるようになるというものではない。

  • 有名ゆうめいなホテルだから必かならず快適かいてきだというものではない。

注意

「〜わけではない」と意味が近いですが、「というものではない」は一般的な考えや主張を否定するときに使い、個人的な事実(✗ 私はコーヒーが好きというものではない)には使いません。

関連する文法

ミニクイズ

1料理りょうりは高たかい材料ざいりょうを使つかえばおいしくなる(  )。作つくる人ひとの腕うでも大切たいせつだ。

答えと解説

答え: 4 というものではない

後ろに「作る人の腕も大切だ」とあるので、「高い材料を使えばおいしくなる、とは限らない」という部分否定の「というものではない」が正しいです。「というものだ」では後ろの文と合いません。

2仕事しごとは速はやければいい(  )。間違まちがいがないことが一番いちばんだ。

答えと解説

答え: 2 というものではない

「速ければいい」という単純な考えを「必ずしもそうではない」と否定しているので「というものではない」が入ります。「というものだ」は後ろの文と反対の意味になり、「ものなら」「からこそ」は文の終わりに使えません。

3「というものではない」の使つかい方かたが正ただしい文ぶんはどれですか。

答えと解説

答え: 3 友達ともだちが多おおければ幸しあわせだというものではない。

3は「友達が多ければ幸せ」という一般的な考えを部分的に否定していて正しいです。1は予想、2は個人の好み、4は過去の事実なので、「というものではない」は使えません。

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