接続
- V可能形(辞書形) + ものなら
- V意向形 + ものなら
説明
用法は2つあります。1つ目は「可能形+ものなら」で、実現がとても難しいことについて「もしできるなら」と仮定し、後ろに「〜たい」「〜てみろ」などの願望や命令が来ます。「できるものなら」もよく使います。2つ目は「意向形+ものなら」(〜ようものなら)で、「もしそんなことをしたら」と仮定し、後ろに困った結果・大変な結果が来ます。どちらも、ふつうの「〜たら」より強い気持ちを表します。
例文
子どもの頃に 戻れるものなら、もっとたくさん本を読みたい。
できるものなら、来週の出張は誰かに代わってもらいたい。
あの部長の会議に 遅れようものなら、後で一時間は注意される。
祖母の料理に少しでも文句を 言おうものなら、一週間は口をきいてもらえない。
注意
「雨が降るものなら」のように、可能の意味がない動詞の辞書形には付きません。「〜ようものなら」の後ろには、ふつう困った結果・大変な結果が来ます。
関連する文法
ミニクイズ
1休める( )、明日は一日中寝ていたい。
答えと解説
答え: 1 ものなら
「休める(可能形)+ものなら」で「もし休めるなら」という願望の仮定になり、後ろの「寝ていたい」と合います。「ものの」は逆接、「からといって」は「〜という理由だけで」、「ことなく」は「〜しないで」の意味で、文が成り立ちません。
2締め切りに一日でも( )、お客さんの信用をなくしてしまう。
答えと解説
答え: 3 遅れようものなら
後ろに「信用をなくす」という悪い結果が来るので、「意向形+ものなら」の「遅れようものなら」が正しいです。「ものなら」は「た形」「ない形」には付きません。また「遅れる」は可能の意味ではないので「遅れるものなら」も使えません。
3「ものなら」の使い方が正しい文はどれですか。
答えと解説
答え: 2 行けるものなら、私も一緒に行きたい。
2は「行ける(可能形)+ものなら」に「行きたい」という願望が続く正しい文です。1は「降ったら」、3は「あるので」、4は「忙しかったので」が正しい形です。