接続
- N + どころか
- なA(語幹) + どころか
- いA + どころか
- V普通形 + どころか
説明
用法は二つあります。①「予想や期待とは反対に」という意味です。「薬を飲んだのに治るどころか、ひどくなった」のように、後ろに反対の事実が来ます。②「AどころかBも」の形で、「Aはもちろん、もっと程度が低いBも(できない)」という意味です。「漢字どころかひらがなも読めない」のように、後ろに「も」「さえ」がよく来ます。どちらも話し手の驚きや不満の気持ちを表します。
例文
薬を飲んだのに、風邪は 治るどころか、ますますひどくなった。
予約したホテルは静かどころか、一晩中外の車の音がうるさかった。
セールだと聞いて行ったが、安いどころか、ふだんより高かった。
兄は忙しくて、旅行どころか週末に休むこともできない。
注意
①の用法では、後ろに予想と反対のことが来ます。②の用法で「〜も〜ない」と否定するときは、後ろの部分を前の部分より程度の低い(簡単な・基本的な)ことにします。「ばかりか」は「Aだけでなく、Bも」と同じ方向に加える言い方で、①の「反対」の意味はありません。
関連する文法
ミニクイズ
1夕方になっても、雨はやむ( )、ますます強くなってきた。
答えと解説
答え: 3 どころか
雨がやむと期待していたのに、反対に強くなった、という意味なので「どころか」が合います。「ものなら」「ものだから」「とおりに」は意味が合いません。
2日本に来たばかりのころは、漢字( )ひらがなも読めなかった。
答えと解説
答え: 1 どころか
「漢字はもちろん、もっと簡単なひらがなも読めなかった」という意味で、「AどころかBも」の形です。他の選択肢は文の意味に合いません。
3彼は料理が得意だと言っていたが、__ __ _★_ __ できなかった。
答えと解説
答え: 2 卵を焼く
正しい順番は 3→4→2→1 です。「彼は料理が得意だと言っていたが、得意どころか卵を焼くことさえできなかった。」となります。★には「卵を焼く」が入ります。