接続
- V普通形 + (が)ゆえ(に)
- いA + (が)ゆえ(に)
- なA + である + (が)ゆえ(に)
- N + (の) + ゆえ(に)
- N + である + (が)ゆえ(に)
- N(の) + ゆえの + N
- 文。ゆえに、〜(接続詞)
説明
「〜ので」「〜のために」の硬い書き言葉で、原因・理由を表します。「若さゆえ」「便利であるがゆえに」のように名詞・形容詞・動詞に付き、「〜ゆえの N」の形で名詞を修飾することもできます。また、文の初めに「ゆえに」と置くと「したがって」の意味の接続詞になり、数学や論理の説明でよく使われます。
例文
若さゆえに、失敗を恐れずに挑戦できることもある。
この地域は雪が多いがゆえに、冬の観光が盛んだ。
便利であるがゆえに、スマートフォンを手放せない人が多い。
この三角形は二つの角が等しい。ゆえに、二等辺三角形である。
注意
日常会話ではほとんど使わず、論文・説明文・あらたまったスピーチで使います。「ゆえ」だけでも同じ意味です。話し言葉なら「〜から」「〜ので」を使います。
関連する文法
ミニクイズ
1彼は正直すぎる( )、損をすることも多い。
答えと解説
答え: 4 がゆえに
「正直すぎるがゆえに」で「正直すぎるために」という理由を表します。「ばこそ」は辞書形に付かず、「なしに」は名詞に付きます。「とはいえ」は逆接なので意味が合いません。
2AはBより大きく、BはCより大きい。( )、AはCより大きい。
答えと解説
答え: 1 ゆえに
前の二つの文から結論を導いているので、「したがって」の意味の「ゆえに」が入ります。「ところが」は逆接、「ただし」「なお」は補足なので合いません。
3親の厳しさは、子どもを思う( )ものだ。
答えと解説
答え: 3 ゆえの
名詞「もの」を修飾するので「ゆえのもの」になります。「ゆえで」「ゆえな」「ゆえを」という形はありません。