接続
- V ば形 + こそ(例: 思えばこそ)
- Vている → Vていればこそ
- いA(〜ければ) + こそ
- なA / N + であればこそ
説明
「〜からこそ」と同じく、理由を強く取り出して「ほかでもなく、この理由で」と言う表現です。文末は「〜のだ」「〜のである」になることが多く、話し手の主張や評価を表します。「厳しく言うのは、あなたを思えばこそだ」のように、一見よくないことの本当の理由を説明するときによく使います。硬い書き言葉です。
例文
子どものことを思えばこそ、親は厳しく言うのだ。
君の力を信じていればこそ、この仕事を頼んだんだ。
練習が厳しければこそ、本番で力が出せるのだ。
健康であればこそ、好きな仕事にも打ち込めるのである。
注意
形は「ば形+こそ」で、「するばこそ」「あるばこそ」とは言いません。単なる原因(雨で中止になった等)や、よくない結果の説明にはふつう使わず、話し手が意味のある理由として強調したいときに使います。
関連する文法
ミニクイズ
1君のことを心配して( )、こんなに注意するんだよ。
答えと解説
答え: 3 いればこそ
「心配していればこそ」が正しい形です。「ばこそ」はば形に付きます。ほかの形は日本語としてありません。
2家族の支えが( )、留学を続けることができた。
答えと解説
答え: 2 あればこそ
「あればこそ」で「家族の支えがあるからこそ」という意味です。「あるばこそ」「あればさえ」「あれこそ」は正しい形ではありません。
3「ばこそ」の使い方が正しいものはどれか。
答えと解説
答え: 4 相手を尊敬していればこそ、言いにくいことも正直に伝えるのだ。
4は「相手を尊敬しているからこそ、正直に伝える」という主張で、正しい使い方です。1と3は単なる原因やよくない結果、2は誘いの文なので使えません。