接続
- N + はおろか
- V辞書形 + の + はおろか
説明
「XはおろかYも/さえ/まで」の形で、Xは言うまでもなく、もっと極端なYも、という意味を表します。「水も飲めない」のように否定の文が多く、話し手の驚きや不満の気持ちが入ります。肯定の文でも「国内はおろか海外でも知られている」のように使えます。後ろに命令・依頼・意志の表現は来ません。
例文
忙しくて、旅行はおろか、近くの公園を散歩する時間さえない。
引っ越したばかりで、近所の人の名前はおろか、顔もまだ分からない。
新人のころは、会議で意見を言うのはおろか、質問することさえできなかった。
この歌は国内はおろか、海外でも広く知られている。
注意
後ろに「も・さえ・まで」が来るのが普通です。「〜てください」「〜つもりだ」などの文には使えません。その場合は「〜だけでなく」を使います。
関連する文法
ミニクイズ
1熱が高くて、食事( )、水を飲むのもつらかった。
答えと解説
答え: 1 はおろか
「食事はおろか、水を飲むのもつらかった」で、食事はもちろん、水を飲むことさえつらかったという意味です。ほかの選択肢では意味が通りません。
2弟は漢字はおろか、ひらがな( )書けない。
答えと解説
答え: 2 さえ
「XはおろかYさえ〜ない」の形で、「漢字はもちろん、ひらがなも書けない」という意味になります。「しか書けない」は「ひらがなだけは書ける」という意味になり、文が合いません。
3「はおろか」の使い方が正しい文はどれですか。
答えと解説
答え: 3 財布を忘れて、昼ご飯はおろか、ジュース一本も買えなかった。
3は「昼ご飯はもちろん、ジュース一本も買えなかった」という意味で正しいです。1は依頼、2は意志の文なので使えません。4は後ろに「も」がなく、意味も通りません。