接続
- N + をものともせず(に)
説明
けが・反対・悪い天気など、普通なら困る状況(N)を問題にせず、立ち向かって何かをする、という意味です。話し手が他の人の勇気ある行動に感心するときに使い、自分のことにはあまり使いません。後ろには実際にした行動や結果が来て、命令・依頼・意志の文は来ません。
例文
選手たちは強い風をものともせず、最後まで走り続けた。
彼女は周囲の反対をものともせず、自分の店を開いた。
アリさんは言葉の壁をものともせず、日本の大学院で研究を続けている。
登山隊は厳しい寒さをものともせずに、山頂を目指して進んだ。
注意
「〜にもかかわらず」は単に予想と違う結果を表しますが、「をものともせず」は困難に立ち向かう強さをほめる気持ちがあります。
ミニクイズ
1彼は足のけが( )、試合に出場して勝利をつかんだ。
答えと解説
答え: 2 をものともせず
「足のけがをものともせず」で、けがに負けずに試合に出て勝ったという意味です。「を限りに」は終わりの時点、「を皮切りに」は始まり、「をもって」は手段や区切りを表し、合いません。
2「をものともせず」の使い方が正しい文はどれですか。
答えと解説
答え: 3 子どもたちは冷たい水をものともせず、元気に川で遊んでいた。
3は冷たい水に負けずに遊ぶ子どもたちの様子を表していて正しいです。1は自分の意志、2は依頼なので使えません。4は暑さを避けているだけで、立ち向かってはいません。
3彼女は __ __ _★_ __ 、見事に優勝した。
答えと解説
答え: 4 けがを
正しい順番は 3→2→4→1 で、「彼女は大会の直前に負ったけがをものともせず、見事に優勝した」となります。★に入るのは「けがを」です。