N1 文法 20/60

〜をものともせず

〜(困難)に負けず、気にしないで

接続

  • N + をものともせず(に)

説明

けが・反対・悪い天気など、普通なら困る状況(N)を問題にせず、立ち向かって何かをする、という意味です。話し手が他の人の勇気ある行動に感心するときに使い、自分のことにはあまり使いません。後ろには実際にした行動や結果が来て、命令・依頼・意志の文は来ません。

例文

  • 選手せんしゅたちは強つよい風かぜをものともせず、最後さいごまで走はしり続つづけた。

  • 彼女かのじょは周囲しゅういの反対はんたいをものともせず、自分じぶんの店みせを開ひらいた。

  • アリさんは言葉ことばの壁かべをものともせず、日本にほんの大学院だいがくいんで研究けんきゅうを続つづけている。

  • 登山隊とざんたいは厳きびしい寒さむさをものともせずに、山頂さんちょうを目指めざして進すすんだ。

注意

「〜にもかかわらず」は単に予想と違う結果を表しますが、「をものともせず」は困難に立ち向かう強さをほめる気持ちがあります。

ミニクイズ

1彼かれは足あしのけが(  )、試合しあいに出場しゅつじょうして勝利しょうりをつかんだ。

答えと解説

答え: 2 をものともせず

「足のけがをものともせず」で、けがに負けずに試合に出て勝ったという意味です。「を限りに」は終わりの時点、「を皮切りに」は始まり、「をもって」は手段や区切りを表し、合いません。

2「をものともせず」の使つかい方かたが正ただしい文ぶんはどれですか。

答えと解説

答え: 3 子こどもたちは冷つめたい水みずをものともせず、元気げんきに川かわで遊あそんでいた。

3は冷たい水に負けずに遊ぶ子どもたちの様子を表していて正しいです。1は自分の意志、2は依頼なので使えません。4は暑さを避けているだけで、立ち向かってはいません。

3彼女かのじょは __ __ _★_ __ 、見事みごとに優勝ゆうしょうした。

答えと解説

答え: 4 けがを

正しい順番は 3→2→4→1 で、「彼女は大会の直前に負ったけがをものともせず、見事に優勝した」となります。★に入るのは「けがを」です。

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