N1 文法 54/60

〜の至り

この上なく〜だ(改まったあいさつなど)

接続

  • N + の至り(です)

説明

「光栄・恐縮・感激・赤面」など限られた名詞について、その気持ちが最高の程度であることを表す、とても改まった言い方です。スピーチやあいさつ、手紙で、自分の気持ちを丁寧に述べるときに使います。また、「若気の至り」は「若くて経験がなかったためにしてしまったこと」という意味の決まった言い方で、昔の失敗を振り返るときに使います。

例文

  • このような賞しょうをいただき、光栄こうえいの至いたりです。

  • 先生せんせいにわざわざお越こしいただき、恐縮きょうしゅくの至いたりです。

  • 皆様みなさまの前まえでお名前なまえを間違まちがえてしまい、赤面せきめんの至いたりです。

  • 学生時代がくせいじだいに髪かみを青あおく染そめたのは、若気わかげの至いたりだった。

注意

どんな名詞にもつくわけではなく、決まった組み合わせで覚えます。「〜の極み」と似ていますが、「の至り」は主に自分の気持ちを丁寧に述べるあいさつで使い、ふつう他人を批判するときには使いません。

関連する文法

ミニクイズ

1社長しゃちょうから直接ちょくせつお褒ほめの言葉ことばをいただき、光栄こうえい(  )です。

答えと解説

答え: 2 の至いたり

「光栄の至りです」は「この上なく光栄です」という改まったあいさつです。「ならでは」は「〜だけにある」、「に至る」は「〜という段階まで来る」、「とあって」は「〜なので」という意味で、どれもこの文に合いません。

2若わかい頃ころ、入はいった会社かいしゃを三日みっかで辞やめたのは(  )だった。

答えと解説

答え: 4 若気わかげの至いたり

「若気の至り」は「若くて考えが足りなかったためにしたこと」という決まった言い方です。「若者」「若さ」「若い」をこの形で使うのは正しくありません。

3「〜の至いたり」の使つかい方かたが正ただしい文ぶんはどれですか。

答えと解説

答え: 2 お招まねきいただき、感激かんげきの至いたりです。

「感激の至り」は「この上なく感激している」という意味の改まった言い方です。「雨」「安さ」「運動」にはつきません。

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