接続
- V辞書形 + きらいがある
- Vない形 + きらいがある
- N + の + きらいがある
説明
人や組織などに、よくない性質や傾向があることを、少し距離をおいて批判的に述べる書き言葉です。「きらい」は「嫌い」ではなく「傾向」という意味です。「どうも」「とかく」「やや」などと一緒によく使います。良い習慣や、一回だけの出来事には使いません。
例文
彼は人の話を最後まで聞かずに 判断するきらいがある。
私は一度決めると、他の人の意見に耳を 貸さないきらいがある。
この会社は、前例のない仕事を 避けるきらいがある。
佐藤さんの文章は、やや 説明過多のきらいがある。
注意
「〜がちだ」は話し言葉でもよく使い、回数が多いことを表しますが、「きらいがある」はもっと硬い言い方で、その人の性質としての傾向を批判的に述べます。前の動詞はた形にしません。
ミニクイズ
1兄は物事を悪い方に考え( )。
答えと解説
答え: 4 すぎるきらいがある
「V辞書形+きらいがある」の形なので「考えすぎるきらいがある」が正しいです。「きらいだ」という形では使いません。
2部長は部下の小さな失敗を( )きらいがある。
答えと解説
答え: 2 大げさに言う
「きらいがある」の前は辞書形です。た形・意向形・ば形は使えません。
3「きらいがある」の使い方が正しい文はどれですか。
答えと解説
答え: 3 山田さんは自分の考えを人に押し付けるきらいがある。
「考えを押し付ける」はよくない傾向なので正しい使い方です。1 は良い習慣、2 は一回の予定なので使えず、4 のようにい形容詞にもつきません。