接続
- N + を皮切りに
- N + を皮切りにして
- N + を皮切りとして
説明
「Aを皮切りに、B」は、Aを最初として、同じ種類のことが次々に続き、広がっていくことを表します。コンサートツアー、店の出店、発言、行事など、ある程度大きなことや、勢いよく発展していくことに使います。朝ご飯に何を食べたかのような、日常の小さなことには使いません。
例文
そのバンドは東京 を皮切りに、全国20の都市でコンサートを行う。
駅前の一号店 を皮切りに、その会社は次々と新しい店を開いた。
田中さんの発言 を皮切りにして、会議ではさまざまな意見が出た。
この町では、春の花祭り を皮切りとして、一年中いろいろな行事が開かれる。
注意
「をはじめ」は代表的な例を一つ挙げる言い方ですが、「を皮切りに」は時間の流れの中で最初のものを示し、そこから広がっていく感じがあります。
関連する文法
ミニクイズ
1新製品は来月、アジア( )世界各国で発売される予定だ。
答えと解説
答え: 2 を皮切りに
アジアでの発売を最初に、世界中に広がっていく、という意味なので「を皮切りに」です。「をめぐって」は議論の中心、「に反して」は予想と反対、「をこめて」は気持ちを入れることを表します。
2「〜を皮切りに」の使い方が正しい文はどれか。
答えと解説
答え: 4 昨年の大阪公演を皮切りに、その劇団は海外でも公演するようになった。
「を皮切りに」は、最初のことから同じ種類のことが広がっていく場合に使います。1は日常の小さなこと、2は意志の文、3は原因を表しているので合いません。
3彼の小説は英語への翻訳を皮切り( )、多くの言語に翻訳された。
答えと解説
答え: 3 に
形は「Nを皮切りに」(「を皮切りにして」「を皮切りとして」)に決まっています。ほかの助詞は使いません。