N1 文法 39/60

〜んがため

何としても〜しようとして

接続

  • Vない形(「ない」をとる) + んがため(に)
  • Vない形(「ない」をとる) + んがための + N
  • する → せんがため
  • 来る → 来(こ)んがため

説明

「どうしても〜しようとして」という強い目的を表す、古い言い方が残った硬い書き言葉です。動詞のない形から「ない」をとって「ん」を付けます(例: 勝たんがため、知らんがため)。「する」は「せんがため」になります。名詞を修飾するときは「〜んがための N」です。目的のために無理をしている、という感じが出ることもあります。

例文

  • 夢ゆめを実現じつげんせんがため、彼かれはすべてを捨すてて研究けんきゅうに打うち込こんだ。

  • 生いき残のこらんがために、その会社かいしゃは大胆だいたんな改革かいかくを行おこなった。

  • 勝かたんがための作戦さくせんとはいえ、少すこしやりすぎではないか。

  • 真実しんじつを知しらんがため、彼女かのじょは何度なんども現地げんちに足あしを運はこんだ。

注意

日常会話ではまず使いません。「〜べく」と同じく、意志的な動作にしか使えず、後ろに依頼・命令は来ません。「する」を「しんがため」としないよう注意してください。

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ミニクイズ

1世界せかい記録きろくを破やぶら(  )、彼かれは十年間じゅうねんかん練習れんしゅうを続つづけてきた。

答えと解説

答え: 2 んがため

「破らんがため」で「何としても世界記録を破ろうとして」という目的を表します。ほかの選択肢は意味が通りません。

2合格ごうかく(  )がため、彼かれは寝ねる間まも惜おしんで勉強べんきょうした。

答えと解説

答え: 1 せん

「する」は「せんがため」になります。「しん」「さん」「すん」という形はありません。

3「んがため」の使つかい方かたが正ただしいものはどれか。

答えと解説

答え: 4 新記録しんきろくを出ださんがため、彼かれは毎日まいにち厳きびしい練習れんしゅうを続つづけた。

4は「何としても新記録を出そうとして、毎日厳しい練習を続けた」という強い意志を持った目的で、正しい使い方です。1、2、3は「晴れる」「風邪をひく」「疲れる」という意志のない動詞なので使えません。

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