接続
- V辞書形 + べく
- する → するべく / すべく
説明
「〜しようと思って」「〜するために」という目的を表す硬い書き言葉です。前には意志的な動作を表す動詞の辞書形が来て、「する」は「すべく」の形もよく使います。主語が自分の意志で何かをする文に使い、後ろに依頼・命令・誘いは来ません。ニュースや報告文、小説などで見られます。
例文
留学の費用を貯めるべく、彼は毎晩アルバイトをしている。
新しい市場を開拓すべく、社長自ら海外へ向かった。
試験に合格するべく、毎朝五時に起きて勉強している。
本場の味を確かめるべく、彼女は一人でイタリアへ旅立った。
注意
「〜べき(〜しなければならない)」と形が似ていますが、意味が違います。「元気になるべく、休んでください」のように後ろが依頼・命令の文や、「雨が止むべく」のような意志のない動詞には使えません。
関連する文法
ミニクイズ
1環境を守る( )、町はゴミの分別ルールを見直した。
答えと解説
答え: 1 べく
「守るべく」で「守るために」という目的を表します。「べき」は「〜べきだ」「〜べきN」の形で使い、「べからず」は禁止、「べくもなく」は「〜できるはずもなく」という意味なので合いません。
2記録を更新( )、選手たちは厳しい練習を続けている。
答えと解説
答え: 4 すべく
「する」に「べく」が付くと「するべく」または「すべく」になります。「しべく」「せべく」「したべく」という形はありません。
3「べく」の使い方が正しいものはどれか。
答えと解説
答え: 3 夢をかなえるべく、彼は故郷を離れて東京に出た。
3は「夢をかなえるために故郷を離れた」という意志的な行動の目的を表していて、正しい使い方です。1は「べく」の前がた形になっていますが、「べく」は辞書形に付きます(「合格するべく」なら正しい)。2は文の終わりで禁止を表そうとしていますが、それは「泳ぐべからず」です。4は「雨が止む」という意志のない動詞なので使えません。