接続
- N + に際して
- V辞書形 + に際して
- N + に際しての + N
説明
入学・卒業・契約・出発など、ふだんとは違う特別なことを始めたり行ったりする時に「その時に・その機会に」という意味で使います。お知らせ、あいさつ、ビジネス文書などの改まった場面でよく使われる硬い言い方です。書き言葉では「に際し」、名詞を修飾するときは「に際しての+名詞」になります。食事や通勤など、毎日の小さなことには使いません。
例文
入会に際して、こちらの用紙にお名前とご住所をご記入ください。
海外へ出発するに際して、パスポートの期限を確認した。
工事に際しては、ご迷惑をおかけしますが、ご協力をお願いいたします。
卒業に際し、お世話になった先生方にお礼の手紙を書いた。
注意
「朝ご飯を食べるに際して」のように日常の小さな動作には使えません。意味は「にあたって」とほぼ同じですが、「に際して」は「その時に」という時点に重点があります。
関連する文法
ミニクイズ
1新しいシステムの導入( )、社員向けの説明会が開かれた。
答えと解説
答え: 3 に際して
新しいシステムを入れるという特別な機会に説明会を開いたので「に際して」です。「にとって」は立場、「に比べて」は比較、「に反して」は予想や規則と反対のことを表すので、ここには合いません。
2会議室を利用する( )際して、受付で名前を書いてください。
答えと解説
答え: 2 に
「に際して」は必ず助詞「に」を使います。動詞の辞書形にそのまま付けて「利用するに際して」となります。
3「に際して」の使い方がいちばん正しい文はどれですか。
答えと解説
答え: 4 留学に際して、両親から励ましの手紙をもらった。
留学は人生の特別な出来事なので「に際して」が使えます。1は毎日の小さな動作、2は自然の出来事、3は「た形」に付いていて、どれも誤りです。